【 2006年7月15日号 】
	CFでブートするHDDレスのノートPCが販売中、15万円

　記録媒体にCFを用いてHDDレスを実現したHIKARINETSの14インチWXGA液晶パネル搭載ノートPC「PC009」がSuperCOMで販売中だ。Windows XP Professional搭載モデルの実売価格は158,000円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。Windows XP Home Edition搭載モデル（148,000円）は受注扱いとしている。

　「PC009」はもともと2.5インチHDDが搭載されていたノートPCだが、CFが装着できる2.5インチHDDアダプタを用いてCFに換装し、それにOSをインストールしたというユニークな製品。CFの容量は4GBと小さいが、モーターなどの駆動パーツのないCFを用いているため耐衝撃性に優れるのが特徴だ。

　ドライブ構成は1ドライブ（Cドライブのみ）で、空き容量は同店のデモ機で確認したところ2.42GBとなっていた。なお、OSからは「リムーバブルディスク」として認識されている。

　主なスペックはIntel 915GM/ICH6-Mチップセット、Pentium M 1.60GHz（FSB 533MHz）、CF 4GB、メモリ1GB（DDR2 533、SO-DIMMスロット2基、最大2GB）、DVD/CD-RWコンボドライブ、IEEE 802.11b/g準拠無線LAN。

　本体はサイズが幅335.5×高さ24.5×奥行き240mm、重量2.2kg。内蔵バッテリによる平均稼働時間は4時間。もともと内蔵されていた2.5インチ40GB HDDは、USB接続外付けHDDとして付属している。そのほかACアダプタ（60W）などが付属している。

　VAIO Type Uのフラッシュメモリ搭載モデルが発表されるなど、モバイルの分野ではシステムドライブのHDDレス化が新たなトレンドとなっている。「PC009」もその流れのひとつと言える。同店では動作デモも実施中なので、動作スピードなどが気になる人は足を運んで試してみるといいだろう。

□PC009（HIKARINETS）
http://hikarinet-tokyo.ocnk.net/product/1689

（AKIBA PC eArena）

[撮影協力:SuperCOM]

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