【 2006年9月2日号 】
	Socket 479M対応C7同梱のVIA製Mini-ITXマザーが登場

　Socket 479MタイプのCPUソケットを搭載したVIAのVN800/VT8237Rチップセット搭載Mini-ITXマザーボード「EPIA PN」シリーズが発売となった。CPUなしの「EPIA PN(G)」、C7 1.5GHzが付属する「EPIA PN 15000G」、C7 1.8GHzが付属する「EPIA PN 18000G」の3製品が販売中だ。

　実売価格は「EPIA PN(G)」が20,968円～21,980円、「EPIA PN 15000G」が25,550円～26,223円、「EPIA PN 18000G」が29,450円～29,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　VIAのMini-ITXマザーボード「EPIA」シリーズは、これまでBGAタイプのCPUが基板に直付けされた製品のみが発売されており、CPUソケットタイプの製品は、C7とともにこの「EPIA PN」が初となる。

　対応CPUはSocket 479MタイプのC7、Pentium M、Celeron M。なお、VN800チップセット自体はC7-MとPentium MのCPU、FSB 800/533/400MHzをサポートしている。付属のC7はFSBが1.5GHzがFSB 400MHzで1.8GHzがFSB 533MHz。なお、ショップによると、このC7はPentium M用マザーボードでは動作しないという。

　マザーボード上にはジャンパピンが用意されており、ここでCPUとFSBと電圧を設定する必要がある。CPUはIntel製（Pentium M/Celeron M）/VIA製（C7）、電圧は1.8V/1.5V、FSBは400MHz/500MHzが選択可能だ。CPUが付属しない「EPIA PN(G)」では、Intel製CPU/533MHz/1.8Vが工場出荷時の標準設定になっている。

■EPIA PN

　注意が必要なのは、CPU付属モデルであってもCPUクーラーは別売りになっていること。一部のPentium M用CPUクーラーが利用可能で、高速電脳ではCOOLER MASTERのECC-00068-03を推奨CPUクーラーとして販売中だ（1,575円）。

　スロットはPCI×1、DIMM×1（DDR2 400/533、最大1GB）を装備。主な機能としてVGA、LAN（2ポート）、Serial ATA（2ポート）、パラレルATA（2ポート）、6チャネルサウンドを装備している。

　自作PCユーザーにとって気がかりなのはSocket 479MタイプのC7が単品で販売されるかどうかだが、現時点ではショップからそうしたアナウンスはない。ショップによればVIA自身が「CPUのみの販売はしない」と伝えているとのことで、残念ながら望みは薄そうだ。

□EPIA PN（ユニティ）
http://www.unitycorp.co.jp/products/via/products_via.html
□C7/VN800（VIA Technologies）
http://www.via.com.tw/en/products/processors/c7/
http://www.via.com.tw/en/products/chipsets/v-series/vn800/
□関連記事
【2006年8月19日】Socket 479MタイプのC7がEPIA PNとともに来週デモ予定
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060819/etc_pnc7pre.html
【2006年8月12日】 Socket 479MのMini-ITXマザー「EPIA PN」が展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060812/etc_epiapn.html
【2006年6月17日】Socket 479M互換のC7が展示、ULVでクロック1.5GHz
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060617/etc_c7479m.html

	（VIA EPIA PN）
	（VIA C7）

[撮影協力:ツクモケース王国とスリートップ2号店と高速電脳]

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