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【天野氏】 | 【Core 2 Quad】 |
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【Merom体感比較】 | 【タスク負荷を可視化】 |
3週に分けて行われているCore 2 Duo大型キャンペーン「Intel in AKIBA」の2週目が30日(土)に行われ、イベント会場ではMeromことCore 2 Duo Tシリーズをテーマにした展示や、“おまけ”としてクアッドコアCPUの解説などが行われた。
10月1日(日)にも引き続き行われ、最後となる第3週目の10月7日(土)にはお笑いタレントも出演するイベントが秋葉原UDX 2階のイベントスペースAKIBA_SQUARE(ブロックD3-[a1])で開催される予定になっている。
●テーマはMerom
1週目のイベント会場がConroeことCore 2 Duoがテーマだったのに対し、2週目のテーマはモバイル向けのMeromことCore 2 Duo Tシリーズ。会場入り口にはCeleron MとCore 2 Duo Tを搭載したノートPCを並べて性能が比較できるコーナーが設けられていた。タスク別の負荷状況を表示するソフトを動作させ、高解像度動画再生と動画エンコードとファイル圧縮を並行して実行し、いかに両者で差が出るかを知ってもらおうというもので、ベンチマーク数値とは違って体感で差が感じ取れるという点でかなり目新しいデモといえる。Celeron M 420搭載ノートPCでは動画再生はコマ落ちして全ての処理に時間がかかっていたが、Core 2 Duo T7400搭載ノートPCでは2つのコアにタスクを配分して実行しつつ、動画再生もコマ落ちせずに高速に動作していた。
デモ機を出品したメーカーからもCore 2 Duo Tシリーズ対応製品がずらり。ASUSは945GM搭載マザーボードN4L-VM DH、GIGABYTEは945G搭載マザーボードGA-8I945GMMFY-RH、MSIは945GM搭載ノートPCのMS-1034、Shuttleは945PMとMobility Radeon X1400を搭載した薄型PCのX100を中心にCore 2 Duo Tの動作デモを行っていた。
●クアッドコアの解説が控えめな理由
自作PCユーザーにとって特に目新しかったのは、4つのコアを搭載するクアッドコアCPUの話が出てきたこと。Core 2 Duoの販促イベントで開発中の次期CPUの話を出すのは買い控えが起きるリスクもあって本来おかしな話だが、これはIntel天野伸彦氏が登場したステージでの自作PCユーザー向け“リップサービス”。先にIntel Developer Forum(IDF)でポール・オッテリーニ社長がクアッドコアについて触れていたため、同氏も大手を振っての紹介となったわけだ。
といっても、IDF以上の詳細な話があったわけではなく、すでに明らかになっている内容をベースに、コアが4つになるとどんな処理に向くのかなどをユーモアを交えて紹介するという範囲にとどめ、「これ以上語ると怒られそうなので詳細情報は製品発表までお楽しみに」と締めた。もっとも、イベントがそもそもCore 2 Duoの販促であるという点から考えれば、これもぎりぎりのリップサービス。クアッドコアの期待感を高めすぎると買い控えが起きて逆効果になるために、ややブレーキをかけながらの紹介となり、「クアッドコアだからといって性能向上が見込めるかというと、むしろ今はOSやソフトの環境が整っていないために劇的な向上は見込めない」「科学技術計算や3Dモデリングなど特殊な用途に当面は効果が大きいので、今は万能対応のCore 2 Duoを薦めます」と、きっちり現行Core 2 Duoをアピールした。
□Intel in Akiba(Intel)
http://www.intel.co.jp/jp/core2duo/event/
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| (Intel Core 2 Duo) |
[撮影協力:インテル]