フィン付きヒートシンクを装着することなどで放熱効果を高めたというCorsairのDDR2メモリモジュール「DOMINATOR」シリーズ初の製品。今回発売されたのは1,066MHz動作(PC2-8500)で、1GBモジュール2枚がセットになった下位モデル「TWIN2X2048-8500C5D」で、実売価格は約55,000円。 4枚のフィン付きヒートシンクから成る冷却システム「Dual-path Heat Xchange(DHX)」を採用しているのが特徴で、このためにDIMM上部がノコギリの歯のようになっている。DHXは、基板の表面と裏面のそれぞれに2枚ずつ、計4枚のヒートシンクが装着し、内側の銀色ヒートシンクが基板の熱を、外側の黒いヒートシンクがメモリチップの熱を発散させるという仕組み。基板の設計も熱伝導に最適化したものを用いたとしており、これらにより高い放熱効果が得られるという。 SPDの設定はレイテンシ5-5-5-18、クロック800MHz。さらに、同社とNVIDIAがオーバークロック向けとして共同開発したSPDの拡張規格「Enhanced Performance Profiles(EPP)」も採用しており、この設定はレイテンシ5-5-5-15-2T、動作電圧2.2V、クロック1,066MHzの設定になっているという(DDR2メモリの標準動作電圧は1.8V)。ただし、EPPによるレイテンシやクロックなどの自動設定機能を使うには、マザーボードのBIOSが対応している必要がある。 Corsairでは専用冷却ユニット「DOMINATOR Airflow」が付属し、1,111MHz動作(PC2-8888)する上位モデル「TWIN2X2048-8888C4DF」(1GBモジュール×2枚セット)もラインナップしており、こちらのサンプル品もTWOTOP秋葉原本店に入荷済み。発売は10月中旬の見込みで、予価は約9万円。 □関連記事 【2006年8月30日】Corsair、PCBからの放熱性を高めたPC2-8888メモリ(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0830/corsair.htm 【2006年5月16日】NVIDIAとCorsair、SPDの拡張規格EPPを発表(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0516/epp.htm 【2006年3月18日】Corsair Memory TWIN2X1024-8500(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060318/ni_i_mm.html 【2006年2月25日】CFD販売 W2UA6VCF(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060225/ni_i_mm.html#ddr2pc2512mb
[撮影協力:USER'S SIDE本店とBLESS 秋葉原本店]
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