【 2006年10月7日号 】
サウンドデバイスになる無線LAN APが登場、5.1ch対応
GW-AP54DB GW-AP54DB
GW-AP54DB GW-AP54DB

 PCからサウンドデータを受信して再生する機能を備えたユニークなIEEE 802.11g/b準拠無線LANアクセスポイント「GW-AP54DB」がプラネックスから発売された。実売価格は18,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「GW-AP54DB」は無線LANを用いたC-Mediaのサウンド技術「Wi-Sonic」によるサウンド機能を備えたアクセスポイント。Wi-Sonicは言わば無線LAN接続のサウンドデバイスで、無線LAN経由でPCからデータを受信して音声に変換し、アナログやS/PDIF経由で出力できる。5.1チャネル出力やDirectSound 3D、EAX 2.0といった3DサウンドAPIもサポートしている。

 「GW-AP54DB」の本体の背面には、有線LANポートのほか光デジタル(各型)、5.1チャネルアナログのサウンド出力端子を装備。スピーカーは内蔵していないので、サウンド再生時にはアンプなどに接続する必要がある。側面にはサウンド機能の動作状態を示す「AUDIO」「5.1 SURROUND」「DOLBY DIGITAL」といったLEDも用意されている。

 サウンド機能のコントロールソフトはC-Media製のものが付属。ソフト上からサウンドデバイスの接続/切断や音量調整、擬似7.1チャネル出力機能「Virtual SPEAKER SHIFTER」のON/OFFなどの操作が行なえる。

 「GW-AP54DB」は無線LAN機能を備えているPCならば、USBなどの拡張ポートを消費せずにサウンド機能が使えるのがメリット。ノートPCのスピーカーではなく、手持ちの高品質なオーディオシステムでサウンドを楽しみたいといった場合にも便利だろう。


□GW-AP54DB(プラネックスコミュニケーションズ)
http://www.planex.co.jp/product/wireless/gw-ap54db.shtml
□Wi-Sonic(C-Media Electronics)
http://www.cmedia.com.tw/?q=en/wireless_audio
□関連記事
【2004年4月10日】無線LAN仕様の音楽用ネットワークメディアプレイヤー登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040410/etc_sbwmusic.html

 (Antec Spot Cool)

[撮影協力:高速電脳]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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