特定のアプリケーションなどが使うネットワーク帯域を確保する技術としては「QoS（Quality of Service）」があり、これを搭載する製品は数多く発売されているが、XGCSはネットワークゲームに特化しているのが特徴。XGCSを使用するとゲーム用にネットワークの帯域があらかじめ確保され、プレイ中にファイルをダウンロードするなどの作業を行なっても、安定したゲームプレイができるという。

　XGCSの設定を行なう画面では、ゲーム用に帯域を何％割り当てるかなどを指定できる。ただし、ここではゲームをプレイするPCのIPアドレスを指定しなければならないため、対象のPCに手動でIPアドレスを割り当てる必要がある。

　このほか、9月に登場した「BRC-14VG-BT」など同様に、P2Pプロトコル「BitTorrent」でのファイルダウンロードがPC無しで行なえる機能も搭載。無線LAN機能にはRalinkの高速化/長距離化技術の「MIMO XR」が用いられている。

　付属品はACアダプタ、ストレートLANケーブル、オンラインゲーム「ブライトキングダム」、ダウンロード高速化ソフト「INTERNET POWER DOWNLOAD 3.0」（体験版）など。

□オンラインゲーム用の設定方法
http://www.planex.co.jp/support/download/router/blw-hpmm-g/html/menu-3-5-6.html

[撮影協力:フェイス秋葉原本店とTWOTOP秋葉原本店]

　このアダプタをサウンドアダプタとして利用できるのは付属ドライバをインストールしたPCからのみで、PCが発する音声は無線LAN経由でアダプタに送信→アダプタがアナログまたはデジタルデータとしてスピーカーに出力する、という経緯をたどる。サウンド出力端子は角型光デジタル（S/PDIF）と3.5mmステレオミニジャック×3（Front、Center/Sub、Surround）で、5.1チャンネル出力にも対応している。

　こうしたサウンド機能はC-Media「Wi-Sonic」によるもの。

□Wi-Sonic（C-Media Electronics）
http://www.cmedia.com.tw/?q=en/wireless_audio

□関連記事
【2004年4月10日】無線LAN仕様の音楽用ネットワークメディアプレイヤー登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040410/etc_sbwmusic.html

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

　主にPDA向けの製品だが、Windows XP搭載PCでも利用可能。

　Windows 2000/95/98/Meなどは対応OSに含まれていない。

[撮影協力:浜田電機]