帯域幅16レーンのPCI Express x16スロットを2本搭載できるNVIDIAのCore 2対応チップセット「nForce 590 SLI Intel Edition」を搭載した初のマザーボード「P5N32-SLI Premium/WiFi-AP」がASUSから発売になった。実売価格は34,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
nForce 590 SLI Intel EditionはAMDプラットホーム向けのnForce 590 SLIのIntel版。主な仕様はAMD版と同じで、2本のPCI Express x16スロットと1本のPCI Express x8スロットを搭載できる点や2つの1000Base-T LAN論理層を内蔵する点、それら2つを連携動作させられる点なども同じ。AMD版にあったノース - サウス間転送の高速化機能「Link Boost」は搭載しないものの、ハイスペックなPCを求める向きには強力なチップセットと言えるだろう。
発売された「P5N32-SLI Premium/WiFi-AP」は帯域幅16レーンで動作する2本のPCI Express x16スロットに加え、8レーン動作のPCI Express x16スロットを追加で搭載し、合計3枚のビデオカードが搭載できるという変則仕様になっている。もちろんx16動作スロット2つを使ったSLIにも対応しているが、3本のPCI Express x16スロットは上からx16、x8、x16というレーン数構成で、x16スロット間に3スロットの空きができてしまうため、長い特製SLIアダプタが付属している。
マザーボードのオンボードデバイスは2系統の1000Base-T LANやIEEE 802.11g無線LAN、別基板タイプの8chサウンド、IEEE 1394、3Gbps Serial ATA II-RAIDなど。チップセットの放熱はヒートパイプ併用タイプで、基板裏面から放熱する「STACK COOL 2」も採用されるなど、放熱に関しても気を遣った設計になっている。
Core 2対応でPCI Express x16×2本のSLIを実現する製品としては旧世代の最上位チップセットnForce4 SLI X16を採用したASUS「P5N32-SLI SE Deluxe」が9月に発売されているが、さらに上のスペックを目指す向きには要注目の製品といえそうだ。
□NVIDIA nForce 500 Series for Intel
http://www.nvidia.com/page/nforce5_intel.html
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| (ASUS P5N32-SLI Premium/WiFi-AP) |
[撮影協力:BLESS 秋葉原本店とZOA 秋葉原本店とスリートップ2号店と高速電脳]