【 2006年11月3日号 】
Radeon X1950 XT搭載カード発売、実売価格は4万円
Radeon X1950 XT Radeon X1950 XT
Radeon X1950 XT Radeon X1950 XT
Radeon X1950 XT Radeon X1950 XT

 Radeon X1950シリーズでミドルレンジに位置するGPU「Radeon X1950 XT」を搭載した初の製品が登場、SAPPHIREのPCI Express x16対応ビデオカード「X1950 XT 256M GDDR3 PCI-E DUAL DVI-I/VIVO」が発売された。実売価格は約40,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 11月1日(水)時点ではAMD(10月下旬にATIの買収を完了している)のWebサイトでその名称を確認することができないRadeon X1950 XTだが、SAPPHIREや高速電脳などによれば、主なスペックはクロックがコア625MHz/メモリ1.8GHz、対応メモリ容量がGDDR3 256MB(256bit/8チャネル)、ピクセルシェーダ数48、バーテックスシェーダ数8になっているという。

 これは、Radeon X1950シリーズにおいてRadeon X1950 XTX(コア650MHz/メモリ2GHz/GDDR4 512MB)とRadeon X1950 PRO(コア575MHz/メモリ1.38GHz/GDDR3 256MB)の中間に位置するものだ。ちなみに、Radeon X1900 XTXはコア650MHz/メモリ1.55GHz/GDDR3 512MB、Radeon X1900 XTはコア625MHz/メモリ1.45GHz/GDDR3 512MBとなっている。

 そのRadeon X1950 XTと256MBのDDR3メモリ搭載する「X1950 XT 256M GDDR3 PCI-E DUAL DVI-I/VIVO」は、ブラケット部にDVI-I(2基)とビデオ入出力の映像端子を装備。Radeon X1950 PRO搭載カードにあったNative CrossFireコネクタは備えていないが、パッケージやWebサイトの製品情報ではCrossFireに対応する旨がうたわれている。

 中心価格帯が6万円台前半のRadeon X1950 XTX搭載カードに比べ、4万円を切るRadeon X1950 XT搭載カードは価格面では魅力的。比較的手頃に入手できるハイエンドビデオカードとして注目されそうだ。


□Radeon X1950(Advanced Micro Device)
http://ati.amd.com/products/RadeonX1950/
□RADEON X1950 XT(SAPPHIRE)
http://www.sapphiretech.com/jn/products/products_overview.php?gpid=169&grp=3
□ATI新製品(高速電脳)
http://www.ko-soku.co.jp/sales/vga_new2006.htm
□関連記事
【2006年10月31日】「ATI Radeon」はAMDの製品ブランドに(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1031/amd2.htm
【2006年10月21日】Radeon X1950 PROカード登場、同カード2枚でCrossFire可能
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061021/etc_1950p.html
【2006年9月16日】Radeon X1950 XTX/X1650 Pro搭載カードが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060916/etc_rx1950.html

 (SAPPHIRE RADEON X1950 XT)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPUSER'S SIDE本店TWOTOP秋葉原本店パソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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