Radeon X1950シリーズでミドルレンジに位置するGPU「Radeon X1950 XT」を搭載した初の製品が登場、SAPPHIREのPCI Express x16対応ビデオカード「X1950 XT 256M GDDR3 PCI-E DUAL DVI-I/VIVO」が発売された。実売価格は約40,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
11月1日(水)時点ではAMD(10月下旬にATIの買収を完了している)のWebサイトでその名称を確認することができないRadeon X1950 XTだが、SAPPHIREや高速電脳などによれば、主なスペックはクロックがコア625MHz/メモリ1.8GHz、対応メモリ容量がGDDR3 256MB(256bit/8チャネル)、ピクセルシェーダ数48、バーテックスシェーダ数8になっているという。
これは、Radeon X1950シリーズにおいてRadeon X1950 XTX(コア650MHz/メモリ2GHz/GDDR4 512MB)とRadeon X1950 PRO(コア575MHz/メモリ1.38GHz/GDDR3 256MB)の中間に位置するものだ。ちなみに、Radeon X1900 XTXはコア650MHz/メモリ1.55GHz/GDDR3 512MB、Radeon X1900 XTはコア625MHz/メモリ1.45GHz/GDDR3 512MBとなっている。
そのRadeon X1950 XTと256MBのDDR3メモリ搭載する「X1950 XT 256M GDDR3 PCI-E DUAL DVI-I/VIVO」は、ブラケット部にDVI-I(2基)とビデオ入出力の映像端子を装備。Radeon X1950 PRO搭載カードにあったNative CrossFireコネクタは備えていないが、パッケージやWebサイトの製品情報ではCrossFireに対応する旨がうたわれている。
中心価格帯が6万円台前半のRadeon X1950 XTX搭載カードに比べ、4万円を切るRadeon X1950 XT搭載カードは価格面では魅力的。比較的手頃に入手できるハイエンドビデオカードとして注目されそうだ。
□Radeon X1950(Advanced Micro Device)
http://ati.amd.com/products/RadeonX1950/
□RADEON X1950 XT(SAPPHIRE)
http://www.sapphiretech.com/jn/products/products_overview.php?gpid=169&grp=3
□ATI新製品(高速電脳)
http://www.ko-soku.co.jp/sales/vga_new2006.htm
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1031/amd2.htm
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061021/etc_1950p.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060916/etc_rx1950.html
| (SAPPHIRE RADEON X1950 XT) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとUSER'S SIDE本店とTWOTOP秋葉原本店とパソコンショップ アーク]