USBバスパワーでCD/DVDなどの光学メディアを破壊できるディスク破壊器「SCR-CD001」がエレコムから発売された。実売価格は2,200円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
この製品の基本コンセプトは、「メディア裏面に物理的な傷を付けることで、読み取りできないようにしてしまう」というもの。ボディは手のひらサイズで、本体上部にメディアをセットし、下部の制御ボタンを押すことでメディアが回転、傷つけ作業が開始する。かかる時間は1枚約5秒間で、ちょうどディスクが1周すると終了となる。最大1分までの連続使用が可能で、CD-R/RW、CD-ROM(マルチセッションタイプを除く)、DVD±R/RW、DVD-RAM、DVD-ROMなど幅広いメディアを破壊できるという。
ただし、この製品のデータ破壊方式はディスク内のデータを全て破壊するわけではなく、特殊なデータ解析手段でデータを読みとられる可能性があるため、「重要な機密情報には使用しないで欲しい」(エレコム)とされている点には注意が必要。
こうしたディスク破壊器としては、物理的な傷をつける複数の同種製品やレーザーを使ったプレクスター製品が発売されているが、いずれにしてもUSBバスパワーに対応した製品はこれが初めて。サイズも小さく、価格も手ごろなため、こうした製品を手軽に使いたい場合には便利そうだ。
□SCR-CD001(エレコム)
http://www2.elecom.co.jp/accessory/shredder/scr-cd001/
□関連記事
【2006年9月23日】プレクスターからCD/DVDのデータ破壊用ドライブ登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060923/etc_plexeraser.html
| (ELECOM SCR-CD001) |
[撮影協力:パソコンハウス東映とBLESS 秋葉原本店]