部品選定や回路設計にこだわった高級自作パーツをウリとするハンファ・ジャパンの新ブランド「東京スタイル」の製品が発売された。発売されたのはeSATAコネクタ付きのSerial ATAカード「DCS-IST2/PE(I210)」とIEEE 1394カード「DCS-IFWA/PE(I100)」だ。実売価格はいずれも5,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
東京スタイルのコンセプトは「こだわりの部品選定」と「こだわりの回路設計」さらに「使い手の可能性拡大計画」の3つ。今回の2製品は特に前者2つにフォーカスしたもので、機能面ではほかの製品と変わりないが、各所にこだわって作った様子が見て取れる。
具体的に一般の製品と違う点は、ノイズ除去に関する回路設計とそれに関する部品選定。メッシュ型の電磁波除去プレートを基板裏面に装備したほか、コントローラ供給用の電源からノイズを除去するためのフィルタ回路の搭載、さらにフィルタ回路のコンデンサには高品質で知られる三洋製OS-CON(SAタイプ)や村田製作所製のチップ積層セラミックコンデンサーを採用しているという。東京スタイルによると、「こうした回路や部品は、このクラスのインターフェイスカードではコスト的にまず搭載しない」そうで、こうした部品を採用したことでコントローラの動作安定性が増したという。
このほか、ブラケットのカラーも珍しいガンメタリックになっており、こうした点も「こだわり」と言えそう。
こだわりが大きい分、価格が高いのは難点だが、他にはない個性的な製品に仕上がっている。コストではなく、品質を求めて自作するならこうしたパーツを検討してみるのも良さそうだ。
□東京スタイル
http://www.digitalcowboy.jp/tokyostyle/
□DCS-IST2/PE(I210)(東京スタイル)
http://www.digitalcowboy.jp/tokyostyle/products/i210/index.html
□DCS-IFWA/PE(I100)(東京スタイル)
http://www.digitalcowboy.jp/tokyostyle/products/i100/index.html
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| (東京スタイル DCS-IST2) |
| (東京スタイル DCS-IFWA) |
[撮影協力: TWOTOP秋葉原本店とパソコンショップ アークとフェイス秋葉原本店とTSUKUMO eX.と高速電脳]