【 2007年1月13日号 】
ATI製物理演算カード+CrossFireに対応したマザーが登場
DFI ICFX3200-T2R/G DFI ICFX3200-T2R/G
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 「ATIの物理演算カード」に対応するというPCI Express x16スロット1基を含む計3基のPCI Express x16スロットを備えたCrossFire Xpress 3200チップセット搭載LGA775マザーボード「LANPARTY UT ICFX3200-T2R/G」がDFIから登場した。実売価格は31.980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「LANPARTY UT ICFX3200-T2R/G」は3基のPCI Express x16スロットを備えたマザーボードで、これらのスロットを用いてビデオカード2枚によるCrossFireと同時に物理演算カードが使用できるのが特徴。利用する物理演算カードについては「ATI Physics Graphics Card」とされており、マニュアルにはこのスロットに2スロット型のビデオカードを装着した写真も掲載されている。

 該当するような「ATI製の物理演算カード」は製品としては正式発表されていないが、AMDではRadeon X1000シリーズを物理演算カードとして利用する応用例を発表しており、マニュアルの掲載写真などから考えて、この応用例を利用することができるものと推定できる。

 搭載する3基のPCI Express x16スロットは、CrossFire Xpress 3200チップセットにより実現する。なお、同様に2枚のビデオカードとPCI Express版物理演算カードの同時搭載をサポートするチップセットとしては、NVIDIAのnForce 680iがある。ただし、先述の応用例を除くと「PCI Express接続の物理演算カード」は現時点では未発売。

 「LANPARTY UT ICFX3200-T2R/G」のスロット数はPCI Express x16×3、PCI×3、DIMM×4(DDR2 667/800、最大8GB)。CrossFireとPCI Express接続の物理演算カードを同時使用する場合、PCI Express x16スロットの帯域幅はそれぞれx8、x8、x2で動作し、x2で動作するスロットに物理演算カードを割り当てる形になる。

 主な搭載機能は2系統のGigabit Ethernet(チーミング機能付き)、IEEE 1394、Serial ATA(8ポート、RAID 0/1/0+1/5対応)、パラレルATA(1ポート、Ultra ATA/133)、8チャネルサウンド。サウンド入出力端子は、マザーボードから取り外しが可能な「Karajan audio module」を採用している。


□LANPARTY UT ICFX3200-T2R/G(DFI)
http://jp.dfi.com.tw/Product/xx_product_spec_details_r_jp.jsp?PAGE_TYPE=FR&PRODUCT_ID=5155&SITE=JP
□CrossFire Xpress 3200 (for Intel)/CrossFire and Physics(Advanced Micro Devices)
http://ati.amd.com/products/crossfirexpress3200intel/
http://ati.amd.com/technology/crossfire/physics/
□関連記事
【2006年11月11日】NVIDIA純正のnForce 680i搭載マザーが登場、OC向け
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061111/etc_nforce680i.html
【2006年3月4日】CrossFire Xpress 3200搭載マザーが早くも登場、ASUSから
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060304/etc_cfx3200.html

 (DFI LANPARTY UT ICFX3200-T2R/G)

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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