動作クロックとTDPが低下し、価格もやや下がったクアッドコアのLGA775用CPU。ブランドは初の「Core 2 Quad」で、プロセッサ・ナンバはQ6600。 IntelのデスクトップPC向けクアッドコアCPUとしては、Core 2 Extreme QX6700(動作クロック2.66GHz/実売価格12万円前後)が昨年11月に発売されているが、Core 2 Extremeは「ハイエンド向け」とされていたのに対し、今回の製品は(Core 2 Duoと同じ)メインストリーム向けに位置付けられている。 Core 2 QuadはCore 2 Extremeと同じく、「2個のCore 2 Duoをワンパッケージ化したことで、クアッドコアを実現した」ようなかたちのクアッドコアCPU。クロックは2.66GHz→2.4GHzと下がっているが、TDPが105W前後に下がっている(QX6700は130W)のが特長。FSB 1,066MHz、2次キャッシュ8MB(2コアあたり4MB)といった基本スペックはQX6700と同じ。 そのほか、パッケージ側面に貼ってあるラベルでは、最大CPUコア電圧1.35V、sSpec「SL9UM」といったスペックが確認できる。また、パッケージデザインはマイナーチェンジされ、表面にはCore 2 Quadのロゴマークなどがあるのみのシンプルなものになっている。 対応マザーボードについては、Core 2 QuadがクアッドコアCore 2 Extremeと同じKentsfieldコアであることから、Kentsfieldやクアッドコアへの対応をうたっているLGA775マザーボードならCore 2 Quadにも対応していると見られる。 □関連記事 【1月9日】メインストリーム向けクアッドコアCPU「Core 2 Quad Q6600」(PC Watch/多和田新也のニューアイテム診断室) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0109/tawada94.htm 【2006年11月18日】x86初のクアッドコアCPU、Core 2 Extreme QX6700発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061118/etc_qx67.html 【2006年9月29日】年内に投入され、45nmで普及を目指すIntelのクアッドコア(PC Watch/後藤弘茂のWeekly海外ニュース) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0929/kaigai305.htm
[撮影協力:ドスパラ秋葉原Prime館とT-ZONE. PC DIY SHOPとドスパラ秋葉原本店]
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