【 2007年1月27日号 】
「XMS2-10000」規格のメモリ登場、“ノコギリメモリ”の最上位
TWIN2X2048-10000C5DF TWIN2X2048-10000C5DF
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 動作クロックが1,250MHzに達し、独自の「XMS2-10000」という速度クラスに属するという高速DDR2メモリモジュール「TWIN2X2048-10000C5DF」がCorsairから発売された。1GBモジュール2枚と専用メモリクーラーのセット製品で、実売価格は95,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 高速DDR2 DIMMとしては、従来、「PC2-9600(1,200MHz)対応」をうたう製品が発売されていたが、この製品はそれを抜いて最高速の座に着くことになる。

 「TWIN2X2048-10000C5DF」はノコギリ状ヒートシンクが一体化された同社のオーバークロックメモリ「DOMINATOR」シリーズの最上位モデル。1,250MHz動作時のレイテンシは5-5-5-18で、動作電圧は2.4V。同社が行なったテストでは、EVGAのnForce 680i SLI搭載マザーボードと組み合わせて、1,250MHzでの動作を確認しているという。

 なお、うたわれている速度クラスの「XMS2-10000」はそのまま「PC2-xxxx」に対応しているもので、これを「PC2-xxxxx」の本来の意味である「DIMMあたりの転送速度」として解釈すると、DIMM1枚あたり10GB/sの転送速度を実現した、ということになる。ただし、Corsairでは転送速度に関するアナウンスを行なっていないため、実際に10GB/sでの転送ができるかどうかは不明。

 また、1,250MHzのサポートはNVIDIA/Corsairの独自メモリ規格「EPP」によるもの。SPDをそのまま利用した自動認識では800MHz(レイテンシ5-5-5-18)に設定されるとしている。EPPの情報を認識させるには、マザーボードに対応BIOSが搭載されている必要があるので要注意だ。


□DOMINATOR(Corsair Memory)
http://www.corsairmicro.com/corsair/dominator.html
□関連記事
【2006年12月2日】Corsair Memory TWIN2X2048-9136C4D(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061202/ni_i_mm.html
【2006年11月18日】メモリ最速更新、1.2GHz動作のPC2-9600メモリが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061118/etc_pc29600.html
【2006年10月28日】PC2-8888メモリ発売、ヒートシンクと冷却ファンを装備
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061028/etc_dominator.html

 (Corsair TWIN2X2048-10000C5DF)

[撮影協力:パソコンショップ アークBLESS 秋葉原本店USER'S SIDE本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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