動作クロックが1,250MHzに達し、独自の「XMS2-10000」という速度クラスに属するという高速DDR2メモリモジュール「TWIN2X2048-10000C5DF」がCorsairから発売された。1GBモジュール2枚と専用メモリクーラーのセット製品で、実売価格は95,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
高速DDR2 DIMMとしては、従来、「PC2-9600(1,200MHz)対応」をうたう製品が発売されていたが、この製品はそれを抜いて最高速の座に着くことになる。
「TWIN2X2048-10000C5DF」はノコギリ状ヒートシンクが一体化された同社のオーバークロックメモリ「DOMINATOR」シリーズの最上位モデル。1,250MHz動作時のレイテンシは5-5-5-18で、動作電圧は2.4V。同社が行なったテストでは、EVGAのnForce 680i SLI搭載マザーボードと組み合わせて、1,250MHzでの動作を確認しているという。
なお、うたわれている速度クラスの「XMS2-10000」はそのまま「PC2-xxxx」に対応しているもので、これを「PC2-xxxxx」の本来の意味である「DIMMあたりの転送速度」として解釈すると、DIMM1枚あたり10GB/sの転送速度を実現した、ということになる。ただし、Corsairでは転送速度に関するアナウンスを行なっていないため、実際に10GB/sでの転送ができるかどうかは不明。
また、1,250MHzのサポートはNVIDIA/Corsairの独自メモリ規格「EPP」によるもの。SPDをそのまま利用した自動認識では800MHz(レイテンシ5-5-5-18)に設定されるとしている。EPPの情報を認識させるには、マザーボードに対応BIOSが搭載されている必要があるので要注意だ。
□DOMINATOR(Corsair Memory)
http://www.corsairmicro.com/corsair/dominator.html
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| (Corsair TWIN2X2048-10000C5DF) |
[撮影協力:パソコンショップ アークとBLESS 秋葉原本店とUSER'S SIDE本店]