2.5インチHDDとほぼ同サイズの小型フォームファクタ「pico-ITX」を採用したVIA製マザーボード「EPIA PX」のサンプル品がT-ZONE. PC DIY SHOPに入荷した。販売可能な製品版は4月~5月上旬頃に入荷する予定で、現在予約受け付けを行なっている。予価は35,000円前後。近日中に店頭で動作デモを行なう予定という。
「EPIA PX」はNano-ITXより小さいフォームファクタのpico-ITXを採用したC7 1.0GHzオンボードのマザーボード。基板サイズは100×72mmで、ほぼ「手のひらサイズ」といえるコンパクトさ。拡張カード用スロットはないものの、VGAやLAN、Serial ATA、パラレルATA(Ultra ATA/133)などのインターフェイスや、DDR2 533対応のSO-DIMMスロットを1基(最大1GB)備えている。
また、基板の表面には独自形状のポート類も見られ、同店が入手した製品資料によればUSB 2.0(4ポート)、シリアル、PS/2、LVDS/DVI、TV出力、S/PDFI入力、7.1チャネルサウンド、メイン電源(pico-ITX規格)などのインターフェイスを引き出すことができるという。
搭載チップセットはモバイル向けの「VX700」。対応FSBは533/400MHzで、チップセットの機能としてはDDR2 533/400/333メモリ、DDR400/333メモリ(最大4GB)をサポートしている。内蔵GPUはUniChrome Pro(AGP 8X接続)。
格段の小ささから注目される製品だが、現時点ではpico-ITX対応のPCケースは発売されていない。
□VX700(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/products/chipsets/v-series/vx700/
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【2007年3月18日】CeBIT 2007レポート(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0318/cebit08.htm
【2005年11月26日】Nano-ITXマザーボードが2モデル発売、対応ケースも同時
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051126/etc_nanoitx.html
| (VIA EPIA PXシリーズ) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]