【 2007年7月21日号 】
DVI端子装備のRATOC製USBビデオアダプタが展示中
REX-USBDVIREX-USBDVI
REX-USBDVIREX-USBDVI

 USB接続のディスプレイアダプタで初のDVI出力対応製品となるラトックシステムの「REX-USBDVI」のサンプルがTSUKUMO eX.カクタソフマップで展示中だ。製品版は今月下旬に入荷する予定で、予価は14,800円。TSUKUMO eX.では「展示は22日(日)まで行なう」としている。

 REX-USBDVIはPCのUSB 2.0ポートに接続することで、DVI経由でPCの画面を増設モニタに出力できるアダプタ。USB接続のディスプレイアダプタは、これまでにVGA出力に対応した海連の「サインはVGA」などが発売されているが、DVI出力に対応した製品はこれが初めてだ。

 1台のPCにREX-USBDVIを複数台接続してマルチモニタ環境を構築することができるのも特徴で、同時に最大6台接続することが可能としている。ただし、現時点ではWindows Vistaの場合はミラーモードのみ使用可能で、拡張モードは2007年9月に対応する予定としている。

 ビデオチップはDisplayLink製「DL-160」を採用。本体はサイズ(約)が幅76×高さ22×奥行き73mmで、端子は側面にDVI-IとUSB(シリーズB)のみを備えるシンプルな構造になっている。電源はUSB経由で供給される。

 最大対応解像度は1,600×1,200ドットで、ワイドタイプの1,680×1,050ドットなどの解像度にも対応。また、付属のDVI-VGA変換アダプタを用いることで、VGA出力(最大1,280×1,024ドット)が可能だ。対応OSはWindows Vista/XP SP2/2000 SP4(64bit版Windows Vista/XPには非対応)。

 ただし、現時点ではWindows VistaのWindows Aeroは使用できず、今後のドライバのバージョンアップにより対応する予定とのこと。また、REX-USBDVIは増設モニタ専用で、メインモニタは接続できないとしている。

 主な付属品はDVI-VGA変換アダプタ、USBケーブル、「マルチディスプレイユーティリティ」などを収録したCD-ROM。


□REX-USBDVI(ラトックシステム)
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/usbdvi.html
□DL-120/160(DisplayLink)
http://www.displaylink.com/products/asic.htm
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 (RATOC REX-USBDVI)

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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