DVI端子を備えた初のUSB 2.0接続ディスプレイアダプタ「REX-USBDVI」がラトックシステムから発売された。実売価格は約14,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
REX-USBDVIはセカンダリモニタ用のUSB接続ディスプレイアダプタで、この種の製品として初めてDVI端子を備えたのが特徴。拡張スロットを持たないノートPCでも、この製品を用いることによりDVI経由でモニタに映像を出力できるようになる。
REX-USBDVIを同時に複数台使用することにより、マルチモニタ環境を構築できるのもウリで、1台のPCに最大6台接続することが可能としている。ただし、現時点ではWindows Vistaの場合はミラーモードのみ使用可能で、拡張モードは2007年9月に対応する予定となっている。
採用ビデオチップはDisplayLink製「DL-160」。本体はサイズ(約)が幅76×高さ22×奥行き73mmで、端子は側面にDVI-IとUSB(シリーズB)を備えている。電源はUSB経由で供給される。
最大対応解像度は1,600×1,200ドットで、ワイドタイプの1,680×1,050ドットなどの解像度にも対応している。また、付属のDVI-VGA変換アダプタを用いることで、VGA出力(最大1,280×1,024ドット)が可能。対応OSはWindows Vista/XP SP2/2000 SP4(64bit版Windows Vista/XPには非対応)。ただし、現時点ではWindows VistaのWindows Aeroは使用できず、今後予定しているドライバのバージョンアップにより対応するとしている。
主な付属品はDVI-VGA変換アダプタ、USBケーブル、「マルチディスプレイユーティリティ」などを収録したCD-ROM。
□REX-USBDVI(ラトックシステム)
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/usbdvi.html
□DL-120/160(DisplayLink)
http://www.displaylink.com/products/asic.htm
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| (ラトックシステム REX-USBDVI) |
[撮影協力:浜田電機とTWOTOP秋葉原本店とフェイス秋葉原本店]