発表当日に販売が始まった45nm版のLGA775用CPU「Core 2 Extreme QX9650」に続き、45nm版のクアッドコアXeonも近日中に発売される見込みだ。
販売の予告を行っているはUSER'S SIDE本店とT-ZONE. PC DIY SHOPで、USER'S SIDE本店では店内で価格表示も行っている。
予告されているモデルは、LGA771対応のE5405/E5410/E5420/E5430/E5440/E5450/X5450/X5460の8種類。動作クロックは2GHz~3.16GHzでFSBは1,333MHz、TDPは「E~」が80W、「X~」が120W。予価は3万円台前半~17万円前後。
これらのXeonは、コードネーム「Hapertown」と呼ばれるコアを採用したもの。機能や仕様はCore 2 Extreme QX9650が採用する新コアとほぼ同じで、新命令セット「SSE4」の採用や高速除算機構「Radix 16」、SSEを高速化する「Super Shuffle Engine」などを搭載している点も変わりない。仮想化技術「Intel Virtualization Technology」が高速化されているのも同様で、サーバ向けとしてはこちらが大きなウリとなっている。2次キャッシュ容量は6MB×2の12MB。
今のところCore 2 Extreme QX9650(3GHz)のみが発売されているデスクトップ向けCPUと違い、3万円台前半の2GHzモデルから16万円を超える3.16GHzモデルまで多数のモデルが既に発表されているのが注目点。サーバ向けとされるLGA771に対応した製品だが、上記両ショップでは「近日中に、下位~上位モデルまで順次入荷してくる見込み」と話しており、仕様用途によっては個人用でも有効な選択肢となりそうだ。
なお、45nm版Xeonとしては、FSB 1,600MHzのE5462/E5472/X5472/X5482(2.8GHz~3.2GHz)や、デュアルコアのE5205(1.86GHz/FSB 1,066MHz)、X5260(3.33GHz/FSB 1,333MHz)、X5272(3.4GHz/FSB 1,600MHz)も発表されている。また、今週は65nm製造のLGA775用XeonであるXeon 3065/3075/3085(デュアルコア/FSB 1,333MHz/2.33~3GHz)も発売済み(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□Xeon(Intel)
http://www.intel.com/products/server/processors/index.htm?iid=process+server
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【2007年11月17日】45nm製造/Core 2第2世代のクアッドコア「QX9650」が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20071117/etc_9650.html
| (Intel Xeonシリーズ) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]