X38 Diamondは、DDR3 DIMM対応や4本のPCI Express x16スロット(2本はx4動作)、ジェットコースターのような大型チップセットクーラーを特徴とするハイエンドマザーボード。一般的なハイエンドマザーボードとしての特徴に加え、Skype電話用拡張カードとCreative製チップを搭載するPCI Express x1カード「X-FI Ctreme audio」が付属しているのが変わった特徴。

　このSkype電話用拡張カードはPCIスロットに装着することで、通常の受話器を加入電話とSkypeフォンの双方で利用できるというもの。カードには電話線用コネクタと電話機用コネクタの2つが用意されており、さらにマザーボード上の専用コネクタと接続するヘッダピンがついている。マニュアルには日本語の解説も用意されており、「*を2回押すとPSTNとSkypeを切り替えることができるる」「#を2回押すと、電話機でSkypeを直接コントロールできる」旨の解説も書かれている。こうした製品は、海外向けの製品では時折見られるが、国内向けの製品では珍しい。

　また、PCI Express x1サウンドカードに搭載されているサウンドチップはCreativeが発売する「Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio PCI-e」と同じCA0110-IBG。ただし基板そのものはMSIによるもので、基板デザインなどは異なっている。なお、前述のSkype電話カードは「オンボードサウンドでのみ利用できる」ともされている。

　マザーボードとしての搭載デバイスは8chサウンド、デュアル1000Base-T LAN、IEEE 1394、パラレルIDEなど。拡張スロットはPCI Express x16×4（2本はx4動作）、PCI Express x1×1、PCI×1で、メモリスロットはDDR3 DIMM×4。付属品はCrossFire用アダプタケーブルなど。

　なお、パッケージ表面の仕様表にはSkype電話カードのことは記載されていない。

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[撮影協力:パソコンショップ アーク]

　DDR2メモリ対応の製品で、主なオンボードデバイスは8chサウンド、デュアル1000Base-T LAN、IEEE 1394など。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　PCI Express x16スロットは2本で、8chサウンドや1000Base-T LAN、IEEE 1394なども搭載している。

[撮影協力:USER'S SIDE本店]