Radeon HD 3シリーズのミドルレンジクラス、Radeon HD 3650を搭載した初のビデオカードがSAPPHIREから発売された。対応スロットはPCI Express x16で、DDR2 512MBとGDDR3 512MBを搭載した2モデルがある。実売価格はDDR2が11,000円前後でGDDR3が15,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Radeon HD 3650は従来のRadeon HD 2600 XTの後継品とも言えるGPU。製造プロセスはRadeon HD 3800/3400シリーズ同様の55nmで、DirectX 10.1やPCI Express 2.0をサポートする点は同様。動画再生支援機能のUVDは、Radeon HD 3400同様の改良タイプで、Blu-ray DiscやHD DVDなどの高解像度コンテンツ再生時におけるCPU負荷が軽減されているという。
動作クロックはコア725MHz/メモリ800MHz(GDDR3搭載時)または500MHz(DDR2搭載時)で、消費電力は最大75Wとされる。SAPPHIREではシェーダープロセッサ数を120個と説明している。
今回発売された製品の基板デザインは比較的シンプルで、出力コネクタとしては2系統のDVIとHDTVが用意されている。付属品はVGA変換アダプタやHDMI変換アダプタ、コンポーネント出力ケーブルなど。CrossFire Xへの対応は謳われているが、CrossFire用ケーブルは付属していない。
□ATI Radeon HD 3600 Series(AMD)
http://ati.amd.com/products/radeonhd3600/index.html
□ATI RADEON HD 3650(Sapphire Technology)
http://www.sapphiretech.com/us/products/products_overview.php?gpid=208&grp=3
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| (SAPPHIRE Radeon HD 3650ビデオカード) |
[撮影協力:パソコンショップ アークとクレバリー1号店]