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Service Pack 1(SP1)を適用したWindows VistaのDSP版が15日(土)から発売になった。UltimateやHome Premiumなどの各エディションのほか、特別限定パッケージの「Windows Vista Ultimate SP1 Σ」(Σ)も店頭に並んでいる。
FDDとセット時の実売価格は、Ultimateが25,000円前後、Businessが20,000円前後、Home Premiumが15,000円前後、Home Basicが13,000円前後、Σは26,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●特別版Σを前面にPR
SP1は、これまでにリリースされた互換性や性能向上のためのパッチなどをベースにしたアップデートモジュールで、これを適用することでWindows VIstaにいくつかの新機能が追加され、安定性や速度も向上するという。既存のWindows VistaユーザーにはWindows Updateでモジュールが近日提供される予定になっているが、具体的な公開日付はまだ公開されておらず、サイズの大きいSP1をダウンロードするにはある程度の時間がかかるとみられる。今回発売になったSP1適用済みのDSP版Windows Vistaの場合は、PCにクリーンインストールした時点でSP1適用済みの状態になる。
特別限定版のΣは、SP1適用済みのDSP版Windows Vista Ultimateに「Windows Liveおすすめパック×Money plus edition体験版スペシャルCD」「Windows Vista SP1速攻!マスターガイド」「特製シール」を同梱したもので、マイクロソフトが独自に自作PC市場向けに企画した製品。いわばフラッグシップ的なモデルで、今回のSP1発売にあたっての宣伝活動でも、Σのパッケージの写真を前面に出し、各ショップに宣伝用巨大パッケージをおいたり、駅前に大きな看板を出したり、発売日には秋葉原中を宣伝カーも走らせていた。
また、ツクモ各店では、Σをベースにワイヤレスマウス「Wireless Notebook Optical Mouse 4000」、ビル・ゲイツ氏の似顔絵が描かれた特製ピンズ、ミニカーの「チョロQ」、豪華商品が当たるという「金のゲイツくんくじ」をセットにした「ツクモ缶」も販売している(32bitと64bitの両方で合計300個)。
●イベントで速度向上をアピール
発売日には記念イベントも行われた。Vista マニア事務局主催の「DSP版Windows Vista Ultimate Service Pack 1 Σ(SIGMA)発売記念イベント」がCAFFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店(ブロックD2-[e2])で行われ、マイクロソフトがSP1についての解説やパフォーマンス向上をアピールするためにWindows XP SP3との比較ベンチマークを公開したほか、ライターの高橋敏也氏、笠原一輝氏、清水理史氏、インテルの天野伸彦氏らがステージに登場してSP1をテーマにしたプレゼンなどを展開した。
「Windows Vista with SP1パフォーマンス考察」をテーマにプレゼンを行ったライターの笠原一輝氏は、従来のVistaとSP1を各種ベンチマークソフトで比較し、総合的にCPUのグレードをひとつあげたような感じの速度向上になり、特にファイルのコピーが非常に速くなっていることを強調、会場でZIPファイルの展開操作で速度を比較するデモも行った。Vistaはリリースされて1年を経過してドライバも安定してきており、これまでの問題点として挙げられていた速度の問題もSP1で改善され、Futuremarkが近く公開する3Dベンチマークソフトの次期バージョン3DMark VantageがVistaからサポートになったDirectX 10を最低条件にしいることもあり、「自作ユーザーは今すぐSP1へ」とまとめた。
ライターの高橋敏也氏はいつもの軽快なトークを交え、SP1とハードウェアの関係について語り、まずクリーンインストールの時間が30分程度で終わってしまうこと、ドライバのサポート豊富で、P965チップセット搭載マザーボードの世代であればほとんど追加でドライバが必要にならないことなどをメリットとして語った。また、SP1の注目点として、Blu-rayやHD-DVDのメディアを認識すると専用のアイコンが出ることを挙げ、デモも行った。
2007年ミスヤングマガジンベスト16のタレント鈴木千絵里さんと一緒にWindows Live!関連の解説を行ったのはライターの清水理史氏。2月にスタートしたばかりのオンラインストレージサービスWindows Live SkyDrive、ローカルPC上でブログを編集できるWindows Live Writerなどを紹介した。特にWindows Live Writerについて清水氏は「イチ押しのツールだ」と紹介、Windows Liveメッセンジャーのヘビーユーザーだという鈴木千絵里さんも、自分が持っている複数のブログを一括管理するのに使える点に関心を持っていた。
フォトグラファーの若林直樹氏はSP1でファイルコピーが速くなったことで、数GBに及ぶ写真データの転送が楽になったこと、写真の管理にVista標準のWindowsフォト ギャラリーやWindowsムービーメーカーが便利に使えることなどを紹介した。
●“神様”が45nm版Core 2で「お詫び」
このイベントには“神様”ことIntel天野伸彦氏も登場、「ゴージャスなPC環境構築に向けて」と題したプレゼンを行った。本人がSP1を使って気に入った点として「サクサク動く」「インストール時間が短い」などの点を挙げ、Core 2シリーズとWindows Vistaを組みあわせてゴージャスなPC環境を作ろう、とした。
また、品薄になっている45nm版のCore 2シリーズについては、冒頭で「一言お詫びします」として頭を下げ、店頭でリテールパッケージ品が潤沢に出回るのはボーナスの出る5月か6月くらいになりそう」とコメントした。
このほか、ドスパラ秋葉原本店でも発売記念イベントを行い、プリマヴェーラのイリュージョンショーやクイズなどを実施した。
□イベントスケジュール(Vistaマニア)
http://www.vista-mania.com/event
□Windows Vista(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/default.mspx
□鈴木千絵里☆ わく*2 かーにばるっ!!
http://wakuwakugirls.at.webry.info/
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080315/etc_vistasp1nv.html
【2008年3月1日】VistaのSP1が3月15日発売、差分CD付きの先行販売も開始
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| (Microsoft Windows Vista) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とツクモパソコン本店IIとVistaマニア事務局]