113個の全てのキーにカラー表示の有機ELディスプレイを内蔵したArt. Lebedev StudioのUSB接続キーボード「Optimus Maximus」のデモと受注販売が、近日中にクレバリー2号店で始まる予定だ。本体カラーはブラック、ホワイトの2タイプで、予価は各249,800円。
予定納期は受注後一週間以内。クレバリーによれば、国内では同社のみが販売を行なうという。
Art. Lebedev Studioからは以前にも有機ELディスプレイを内蔵した3キーの小型キーボード「Optimus mini three」が発売されているが、今回の製品は113キーのいわゆるフルタイプキーボード。全てのキーにディスプレイを内蔵しているとあって非常に高価だが、キー毎に違った文字が映像が表示できるという、ユニークかつ高機能の製品として注目されそうだ。
ディスプレイに表示する内容やキーレイアウトの設定は付属ソフト「Optimus Configurator」で行なう。ソフトでは各キーへの機能の割り当ても可能で、例えばメールを受信した際、任意のキーのディスプレイに画像を表示して、そのキーを押すとメーラーが起動する、といった一連の動作を設定することもできる。
レイアウト情報は本体内蔵のメモリやSDメモリーカードに記録しておくことも可能で、本体上側の側面に専用のSDメモリーカードスロットを備えている。なお、このスロットは汎用のメモリカードリーダーとしては使用できない。
ディスプレイのスペックは解像度48×48ドット、表示色数65,536色、表示速度10fps、視野角が左右160度。キーは一般的なキーボードと同様に交換することが可能で、製品には交換用のキーや、キーを引き抜く工具が付属している。
本体サイズは幅537×高さ38×奥行き173mm。使用時は付属のACアダプタによる電源供給が必要で、本体上側の側面にはACアダプタ端子のほか、USBハブ(2ポート)、USBポート(PCとの接続用)などを備えている。対応OSはWindows Vista/XP、Mac OS X 10.4.8以降。
□Optimus Maximus(Art. Lebedev Studio)
http://www.artlebedev.com/everything/optimus/
□クレバリー
http://www.clevery.co.jp/
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| (Art. Lebedev Studio Optimus Maximus) |
[撮影協力:クレバリー2号店]