「Intel in Akiba 2008」のイベントステージでは、さまざまなトークセッションやステージが開催された。その中から、1日目のセッションの模様をお伝えしよう。
会場展示の様子は別記事を参照のこと。
●古谷徹氏のノートPC生産ラインレポートなど、
工夫が凝らされたセッションも
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 【古谷氏が組み立てをレポート したのと同型のPCも展示】 |
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】 |
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2日での目玉の一つとなったのは、Intelのイベントではおなじみになりつつある、声優の古谷徹氏とインテルの梶原武志氏によるトーク・セッション。しかし今回は、古谷氏が司会進行役となる従来のパターンとは異なり、なんと古谷氏がエムシージェイ(マウスコンピュータ)の組み立て工場に訪問し、Centrino 2搭載ノートPCの組み立てラインをレポートするという、従来のPC系イベントでは見られなかった一風変わった趣向。
いい意味で、いわゆる「古谷氏の無駄遣い」感(筆者注:「贅沢な方に仕事をさせている」という意味合いの褒め言葉)にあふれたレポートとなっていた。
対して、PCヘビーユーザーに人気だったのが、「改造バカ」ことフリーライターの高橋敏也氏と、インテルの「神様」こと天野伸彦氏のトークセッション。とくに2回目の前半は「台本をまったく無視して」(高橋)Intelの最新製品に関する話題が繰り広げられ、「45nmって、どこの(回路の)配線長なのですか?」(高橋)「実は決まっていないんです(笑)」(天野)や、「将来はIntelのCPUにもメモリコントローラって入るのですか?」(高橋)「個人的な意見では、入れてみたいですねぇ」(天野)などと、最新情報を交えつつコンビ漫才のようなフリーダムトークを披露。
後半は、ドスパラやツクモ、エムシージェイやユニットコムの担当者を招き、今回のテーマであるゲーム用PCや、各社の新製品について紹介していた。
また、インテルの梶原氏などが、45nm技術について解説するセッションでは、観客からの「Atom搭載マザーボードの品薄はいつ解消されるのか」という質問に、客席にいた天野氏がユーザーからの質問に応じて臨時登壇するハプニング(?)も。「人気が予想以上のため生産が遅れている。年内にはなんとか安定させたい」との情報も出た。
そしてもう一つの目玉となったのは、マジシャンであるマギー審司氏のマジックショー。氏はおなじみの(あえてツッコミどころを多数設けた)手品ネタの数々を披露。同氏のステージではPCと縁が遠そうな女性客や家族連れも多数訪れるなど、大人気を博していた。
●従来のPC系イベントとは違った
楽しさ優先の雰囲気が新鮮
今回のステージは、従来のPC系イベントではあまり感じられなかった「理屈抜きで楽しむのも大切」といった雰囲気が色濃く出ており、実はマギー氏のショーなどは(おそらくまったく)PCとは関係ないものだった。しかしだからこそ、「ようこそ!新しいインテルへ」というキャッチを実感させるものであったと言える。
本日(3日)は、声優・白石涼子氏や、オーバークロック世界記録保持者のDuck氏・New Beetle氏と高橋氏、天野氏のトークセッションが行われる予定だ。
□Intel in Akiba 2008 Summer
http://www.intel.co.jp/jp/personal/events/intelinakiba08summer/
(橋本 新義)
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[撮影協力:Intel]