※(8/15更新)300GBモデルも発売
10,000rpmのWesternDigital製高速Serial ATA-HDD「VelociRaptor」シリーズの74GB/150GBモデル「WD740HLFS」「WD1500HLFS」が発売された。実売価格は約1.8~2.5万円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。同時に形状もリニューアルされており、これまで利用できなかったリムーバブルケースでも利用可能になっている。
また、形状がリニューアルされた300GBモデル「WD3000HLFS」も発売された。こちらの実売価格は3.7万円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
今回発売された製品は、5月に発売された300GBモデル「WD3000GLFS」の姉妹モデルといえるもの。詳細なスペックは150GB/300GBモデルのみ公開されているが、サステイン転送速度が126MB/s、平均シークタイムが4.2ms(リード)/4.7ms(ライト)でWD3000GLFSとほぼ同等。
形状は、これまで同様の「2.5インチHDD+専用マウンタ」だが、マウンタ形状がリニューアルされているのが目新しい。
具体的には、従来の「HDDユニットのSerial ATAコネクタを“3.5インチHDDとしてのSerial ATAコネクタ”としてそのまま使う」という構造を廃し、「マウンタ本体にもSerial ATAコネクタをつけ、“3.5インチHDDとしてのSerial ATAコネクタ”はマウンタのものを使う」という構造になった。従来の構造では、通常の3.5インチSerial ATA-HDDとコネクタ位置に互換が無く、リムーバブルHDDケースが利用できない場合があったが、今モデルではそうした不具合はないという。
また、フィンの構造も変更されており、「これまで通風しにくかった向きでも風が通るようになった」(T-ZONE. PC DIY SHOP)とされている。
速度面では高速SSDに押されつつあるHDDだが、「Serial ATA-HDD最高速」とされるVelociRaptorは「RAID0での利用も多い」(ショップ)という。高速なRAIDアレイを安価に組みたい場合、今回の低容量品はなかなか魅力的な製品といえそうだ。
□WD1500HLFS/WD3000HLFS(WesternDigital)
http://www.wdc.com/jp/products/products.asp?driveid=499
http://www.wdc.com/jp/products/products.asp?driveid=495
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【2008年5月31日】世界最高速をうたうSATA-HDD、VelociRaptor発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080531/etc_wd.html
| (WesternDigital WD740/1500/3000HLFS) |
[撮影協力:BLESS 秋葉原本店とパソコンショップ アークとT-ZONE. PC DIY SHOP]