※(5/30 更新)店頭デモの開始を確認しました。
メーカーのWesternDigitalが「世界最高速のSATA-HDD」とうたう10,000rpmのHDD、「VelociRaptor」ことWD3000GLFSが発売された。容量は300GBで、実売価格は36,729~39,800円ほど(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Raptorシリーズの新製品は2006年以来2年ぶりだ。
この製品のスペックは、最大転送速度が120MB/s、平均シークタイムがリード4.2ms/ライト4.7msというもの。従来のRaptor(WD1500ADFD)は同84MB/s、4.6ms/5.2msというスペックで、これらを全て上回る仕様だ。バッファ容量は従来同様の16MBで、プラッタ枚数については「150GBプラッタ×2枚だと思う」(T-ZONE. PC DIY SHOP)とのこと。
また、HDD自体の物理形状が変更されているのも注目点。形状は2.5インチ/14.5mm厚のHDDにヒートシンクが付いたかたちで、ヒートシンクがマウンタの役割もはたす構造。このヒートシンクはネジを外すことで着脱可能だが、「改造行為にあたるため保証外になる上、そこそこ発熱もするので、あまり現実的ではない」(ショップ)とのこと。
また、こうした変則的な構造のため、3.5インチSerial ATA-HDDを前提としたリムーバブルケースでは背面コネクタの位置が合わず、利用できないものと思われる。
なお、T-ZONE. PC DIY SHOPでは、早速店頭デモも実施中。同デモは自由に操作できる状態で、32bit版Windowsの管理外領域を使った12GBのRAMディスクも同時にテストできる。このデモに関しては別記事も参照のこと。
□製品情報(WesternDigital)
http://www.westerndigital.com/jp/products/products.asp?driveid=459
□関連記事
【2006年2月11日】ヘッドの動きが見える透明窓付きHDD「WD Raptor X」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060211/etc_raptorx.html
【2006年7月8日】WesternDigital WD360ADFD(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060708/ni_i_hd.html#wd360adfd
| (WestenDigital WD3000GLFS) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]