(※9/5更新)USB経由のベンチマーク結果を追加
USB 2.0ポートを備えたOCZ製のSerial ATA-2.5インチSSD「Core Series V2」が発売された。実売価格は120GBモデル「OCZSSD2-2C120G」が約7万円、60GBモデル「OCZSSD2-2C60G」が約3.6万円、30GBモデル「OCZSSD2-2C30G」が2.8万円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Core Series V2は最大データ転送速度がリード170MB/s、ライト98MB/sという高速タイプのSSD。ユニークなのは、本体側面のSerial ATAインターフェイス付近に、Mini USB 2.0ポートを備えている点だ。
このUSBポートは、ファームウェアのアップデート時に用いるほか、「通常のデータ転送用にも使用できる」(複数ショップ)のが特徴。USB接続時のデータ転送速度についてはパソコンハウス東映がテストを行っており、リード32MB/s、ライト27MB/sを記録。Serial ATA接続時よりは遅いものの、一般的な高速USBメモリよりも高速なことが判明している。USB接続時は「バスパワーで動作する」(オリオスペック)とのこと。本体サイズは100.2×70×9.3mm、重量77g。
なお、ラインナップ上では250GBモデルも用意されており、こちらは「月末ごろ」(オリオスペック)に入荷する予定。
これまで、SSDは性能面だけが注目されることが多かったが、この製品は、高速USBストレージとしても使える使い勝手や、ファームウェアが更新できるという将来性など、ユニークな特徴も持っている。公称性能も高いスペックで、性能/機能面とも注目できる製品と言えそうだ。
□Core Series V2 SATA II 2.5" SSD(OCZ Technology)
http://www.ocztechnology.com/products/flash_drives/ocz_core_series_v2_sata_ii_2_5-ssd
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| (OCZ Core Series V2) |
[撮影協力:パソコンハウス東映とTSUKUMO eX.とオリオスペック]