32GBモデルが9千円を割る、格安価格の高速SSDがSILICON POWERから発売された。ラインナップは32GBと64GBの2タイプで、64GBの実売価格も16,800円とかなりの安さだ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●公称ライト95MB/s、メーカー保証は2年間
今回が初となるSILICON POWER製SSDだが、公称速度はリード最大165MB/s、ライト最大95MB/sで、他社の普及モデルと同クラス。入荷したオリオスペックのテストでは、リード141MB/s、ライト88.72MB/sという数字が出たという。
採用チップはMLCで、サイズは2.5インチ/9.5mm厚。国内保証はメーカー2年間とされている。
□製品情報
http://www.silicon-power.com/product/pro_detail.php?main=16&sub=28&pro=59&sub_v=&currlang=sjis
●SSDは激しい値下がりで8月の半値、他のフラッシュメモリと同水準に
今週の32GB最安値は6,580円
SSDの実売価格は9月ごろから激しい値下がりが続いており、8月ごろまで1.5~2万円ほどが相場だった30GBクラスは今や9千円~1.4万円前後、同3万円ほどだった60GBクラスは1.5~2万円前後と半値近い。
値下がりは今週も続いており、OCZやIntel、Super Talentなどの製品が7~30%ほど下落。また、やや速度の遅い製品ではあるがCFD販売の32GBモデル「CSSD-SM32NP」では一部ショップが6,580円という激安特価販売を行っている。
あまりの激しい値下がりに、ショップからはため息も聞こえるが、大容量フラッシュメモリでは安価なCFも、32GB=8千円前後が現在の最安圏。円高などの気になる動きもあるが、速度差なども勘案すると、SSDは「普通のフラッシュメモリ並」の安値に到達したと言える。容量的にも32GBなら実用範囲で、価格/容量面からはSSDが普及段階に入ってきたと言えそうだ。
今週の値下がり状況やSSD相場の詳細については「HDD/SSD最安値情報」(6日調査)も参照のこと。
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[撮影協力:オリオスペック]