※(10/1更新)30GBモデル発売、120GB最安値4.1万円に
HDD移行ソフトが付属するバッファローの高速SSD「SHD-NSUM」シリーズが発売された。
ノートPCのHDD交換を意識した製品で、実売価格も120GB=4.5万円と最安クラス。速度も「リード150MB/s、ライト90MB/s出ている」(TSUKUMO eX.)という(販売ショップの詳細などは「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●付属ソフトとUSBでHDD→SSDに環境移行
発売された製品は、容量30GBの「SHD-NSUM30G」(実売価格約1.4万円)、容量60GBの「SHD-NSUM60G」(同約3万円)と同120GBの「SHD-NSUM120G」(同約4.1~4.5万円)の3種類。
最大の特徴は64bit環境にも対応するHDD移行ソフト「Acronis Migrate Easy」が付属している点。このソフトを使うことで、既存HDDの内容をまるごとSSDに転送、その後ドライブ交換することでPCのHDD→SSD移行ができる。
なお、SSD本体にはUSBコネクタがついており、移行作業時はこれを使うことで手軽な環境移行ができるという。また、その際はUSBメモリとして認識される。
●速度はライト90MB/s超
【SATA接続時(32bit版XP)】 |
【ディスク情報】 |
【SATA接続時(64bit版Vista)】 |
【USB接続時(64bit版Vista)】 |
速度に関しては、「Windows XPの起動時間が30%短くなる(2.5インチ5,400rpm HDDとの比較時)」(バッファロー)というのが公称データで、具体的な速度などは非公開。
ただし、これについてはTSUKUMO eX.が「リード最大150MB/s、ライト最大90MB/s」というSATA接続時の検証結果を明らかにしている。これは、先週発売されたIntel「X25-M」の「リード240MB/s、ライト70MB/s」に及ばない点があるものの、他の高速SSDに比肩する仕様と言える。
なお、サイズについては「9.5mm厚」とされているが、編集部で確認したところ、微妙なサイズ違いで装着できなかったノートPCの例があったため、できれば購入前に確認した方が安全とも言える。
圧倒的な高速性をうたうIntel製SSDの発売やそれに伴う価格変動など、様々な動きが出てきたSSDだが、用途を強く意識したこの製品も注目できる。ブランドの知名度や価格の点でも魅力的で、ノートPCのHDD交換用としては絶好の選択肢になりそうだ。
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| (バッファロー SHD-NSUMシリーズ) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとTSUKUMO eX.]