ネットブック用の省電力Atomと省電力チップセットを採用した初のMini-ITXマザーボード。メーカーはJetway。Atomマザーボードでは珍しく、DVI出力を備えるのも特徴。 最大の特徴は、一般のマザーボードが搭載するAtom 230(1.6GHz/FSB 533MHz/512KB/TDP 4W)と945GCチップセットではなく、ネットブックなどで利用される低消費電力版、Atom N270(1.6GHz/FSB 533MHz/512KB/TDP 2.5W)と945GSEチップセットを採用する点。 サウスブリッジにもモバイル向けのICH7Mが利用されており、ネットブックがそのままマザーボードになったような構成といえる。この構成のシステムTDP(CPU+チップセット)は11.8Wで、一般のAtomマザーボード(同29.5W)の3分の1に迫る小ささ。 これを反映してか、冷却システムはファンレス仕様。CPU、MCH、ICHのそれぞれにはヒートシンクのみが装着されている。 なお、マニュアルには、チップセットやメモリの電圧制御に関するBIOS項目も記載されている。 また、単品販売されるAtomマザーボードでは珍しくDVIコネクタを搭載するのも特徴。 このほかのオンボードデバイスはVGA(TV/HDTV出力用ブラケット付き)、Gigabit Ethernet、Serial ATA(2ポート)、6チャンネルサウンドで、拡張スロットはPCIとSO-DIMM(DDR2 533/400、最大2GB)を各1基装備。PS/2ポートはキーボード用を1基のみ装備している。
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