【 2009年6月20日号 】
読者環境調査結果発表 -Windows 7編-
7割が購入を検討、使用経験者は約4割

 第8回「AKIBA PC Hotline!読者環境調査」では、8,790人の方からご回答をいただきました。
アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。

 Windows 7以外の項目の結果は「第8回 読者環境調査結果」をご覧ください。なお、調査項目のうち、SSDの結果は後日公開予定です。

□読者環境調査バックナンバー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/backnum_tokubetu.html#kankyo


 ベータ/RC版の使用状況については、32bit版/64bit版をあわせて約4割が「使用したことがある」と回答。ベータ版は1月から、RC版は5月から一般向けにも公開されているが、使用するにはもちろんインストール作業が必要で、気軽に使える訳ではない。そうした点を考えると、4割という数字はかなり多いと言えそうだ。

 また、2009年内の発売が確定した製品版については、7割以上の人が購入を検討しているという結果になった。内訳を見てみると、「購入予定はあるが時期未定」を選択した人が最多で約3割、「発売後一年〜3ヶ月以内に購入予定」(3項目合計)も2割近くに上り、発売直後ではなく、しばらく様子を見てから購入したいと考えている人が多いようだ。

 自由回答の「Windows 7に期待すること」では、「操作感の軽さ」に関連するコメントが約2千件と最も多かった。「Windows XP並みの軽快さ」といったXPに近い操作感を求める声も多い。このほかでは、「互換性」や「安定性」、「64bit環境の普及」、「SSDへの対応」などが多数意見。また、Windows Vistaユーザーからは「低価格でのアップグレード」を望む声も寄せられている。

Windows 7 Beta/RC版の使用状況

Windows 7 Beta/RC版使用の有無票数比率
使用したことがない5,412票61,6%
32bit版を使用したことがある2,279票25.9%
64bit版を使用したことがある1,099票12.5%

Windows 7の購入時期

Windows 7の購入時期票数比率
購入予定無し1,135票12.9%
発売日に購入予定867票9.9%
発売後3日以内に購入予定94票1.1%
発売後10日以内に購入予定146票1.7%
発売後3ヶ月以内に購入予定734票8.4%
発売後半年以内に購入予定545票6.2%
発売後一年以内に購入予定413票4.7%
大型アップデート(サービスパック等)の公開後に購入予定857票9.7%
購入予定はあるが時期未定2,484票28.3%
レビューの評価を見てから1,328票15.1%
その他187票2.1%

Windows 7を使用する予定のPC

Windows 7を使用する予定のPC票数比率
現在Windows XPを使用しているPCにインストール予定2,483票28.2%
Windows 7の購入に合わせて新規にPCを組む予定2,364票26.9%
現在Windows Vistaを使用しているPCにインストール予定2,143票24.4%
購入予定無し1,114票12.7%
現在その他のOSを使用しているPCにインストール予定312票3.5%
その他215票2.4%
プリインストールPCを購入する予定159票1.8%

Windows 7に期待すること

●操作感

  • Vistaがあまりにも動作が遅かったので、今使っているXP並みの快適性を確保して欲しい。
  • Vistaでは通常使用するのにもマシンパワーを要求したが、Windows XP並みの軽快なパフォーマンスがあればうれしいです。
  • Vistaの不人気を覆す様な軽快な操作感、XPの人気を引き継げる様な安定性。
  • Vistaと比較して、動作がキビキビ動くことです。文字を打ち込むのすら待たされるOSなんて、大昔のWin95時代に486マシンで動かしていた時代よりひどいと思う。
  • 過剰なサービスが無いこと(勝手に何か起動させない。検索しない。デフラグしないなど)。

●互換性・安定性

  • 第一に安定性、第二に互換性、過去の代表的なアプリケーションが動作するようにして欲しい。そうすれば乗り換えが進むと思う。
  • 旧OSとの互換性が高いことを期待します。発売までに周辺機器のドライバ関係が揃っていることは必須ですね。
  • Vistaの完成版と言えるものになると思うので、とにかく安定性だけは重視していてもらいたい。
  • 安定性と快適性。白物家電のように当たり前に使えること。
  • とにかく安定性。ハデさは要らない、シンプルにアプリケーションをきちんと支えるプラットフォームになって欲しい。
●64bit環境・SSDサポート
  • XPではあまり普及しなかった64bit版が主流になること。また、各デバイスメーカーから64bit用のドライバが問題なく提供されること。
  • 真の64bit環境を普及させる牽引役になって欲しい。
  • 現状で、サードパーティの64bit対応があまりにも遅れているというのがあるため、Windows 7を契機に64bitへの対応を進めていって欲しい。
  • SSDに対して有効なファイルシステムの採用。
  • SSDに正式対応するということで、安価なSSDでもプチフリが起きないようなファイルシステム。
  • SSDのOS対応。現状だとSSD向けに設定をチューンする必要があり面倒。
  • SSDにもっと最適化して、BOOT短縮に注力して欲しい。修正パッチなどで肥大化するだけではなく、使わない機能(例えばヘルプ機能やコントロールパネル内の未使用ツール)はもっと手軽に削除できるようにしてほしい。使っていくほどに垢が溜まるのではなく、使えば使うほど磨かれていくように。
●その他
  • Vistaからのアップグレードが低価格で提供されることを期待。
  • Vistaの失敗を謙虚に反省して,Vista所有者に特別アップグレード版を低価格か無料で提供すべきである。
  • 安価なライセンスの設定(一世帯に複数台数インストール可など)。動作の軽快さと安定性。
  • XP寄りにに回帰することなく前進してほしい。少数意見だろうけど。もう完全にVistaになれてしまっているし、XPは使いにくくて仕方がない。
  • 現在使用しているWindowsXPまたはVistaの環境(使用アプリ等)をそのまま移行できるアップグレード機能。アップグレード・パッケージ以外にも、DSP版(OEM版)でもアップグレード可能なバージョンを出してほしい。
  • とにかく、UACを簡略化してほしい。UACさえなければ、Vistaでもいいと思う。