IEEE 802.11g/b準拠のUSB無線LANアダプタ。メーカーはGSKY。 本体の外観やパッケージデザインなど、見た目は普通の無線LAN機器といった印象で、パッケージ裏面のイラストでもこの製品を一般的な無線LAN子機として用いる例が示されている。しかし、同梱の英語マニュアルには付属ソフトを使ってWEPキーを解読する手順などが記載、それと見られるドライバCDも付属している。 WEPは「10秒で解読できる」などと言われ、使用禁止さえ提言されている無線LANの旧式セキュリティ規格だが、こうした製品が現れたことから、実質的なセキュリティ機能は「ないもの」と考えたほうがいい状態。有効な暗号化方式としては、WPAやWPA2などが推奨されている。 なお、ゲーム機などではWEPしか対応しない製品も存在するが、最近ではゲーム機用に限定的なWEP接続を提供、PC用との接続ではWPA2などでセキュリティを確保する、というマルチSSID対応の無線ルータも存在している。WPA/2への移行や、マルチSSID製品利用上の注意点については、僚誌 BB Watchの記事などを参照のこと。
□関連記事 【2008年10月22日】「WEP」はもう危険? 家庭の無線LANセキュリティ対策を考える(BB Watch) http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/23569.html 【2008年10月21日】「WEPを数秒で解読」報道を受け、総務省も注意喚起(INTERNET Watch) http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/21/21258.html
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