プロダクトレビュー・ショーケース

クランプ&クリップでしっかり固定できる充電器やUSBハブが便利!まだまだあるぞ、卓上タップ/ハブのおすすめアイテム

ガッチリ固定できるけど設置は簡単、使い勝手優秀な7製品 text by 竹内 亮介

 電源コンセントを便利にするテーブルタップ、スマホやタブレットを充電する充電器は現代の必需品だが、手でしっかり押さえながらケーブルを抜き挿ししなければならないのがちょっとしたストレス。そんなささやかなストレスを、抜群の使い勝手で解消してくれるアイテムとして、前回の記事では“クランプ式”のUSB付き電源タップを紹介した。

 同様のクランプ式のアイテムはほかにも便利なものがいろいろあり、PC本体からUSBコネクターを引き出すUSBハブ、メモリカードリーダーなどがやはり便利。また、クランプよりも簡単にデバイスを固定できる“クリップ式”の製品も、使い勝手としては似たような感触だ。そこで今回は、前回紹介できなかったそのほかの固定機構付きのアイテムを一挙に紹介する。これで日々の“抜き挿しのちょっとしたストレス”から解放されるのだ!

テーブルや机の脚、本棚などさまざまな場所に固定可能

 クランプとは、2枚のプレートで机の天板などをガッチリ挟み込む固定具のことだ。こうした“クランプ式”の固定方法を採用するアイテムはズレたり動いたりしないため、USBハブや充電器、電源タップにケーブルを挿す際に、本体を手で支える必要がない。

机の天板などをプレートで挟み込むようにして固定するクランプ式

 またクランプほどの固定力ではないが簡単に固定できる“クリップ式”を採用する機器もある。大型の洗濯ばさみのような固定具と一体化しており、この固定具を使ってクランプ式と同様にしっかりと固定できる。ケーブルのコネクター部分をグッと挿し込むだけで充電やUSBケーブルの接続などができるため、思った以上に使い勝手がよい。

クリップ式では、書類クリップのような形の固定具で板を挟み込んで固定する

 こうしたクランプ式やクリップ式の電源タップを利用すると、電源タップ本体や電源ケーブルを床面に散乱させることなく整理できるため見た目も美しいし、清掃もしやすくなる。ちょっとした工夫で、作業環境を何倍も快適にしてくれるアイテムなのだ。

充電&電源環境をまとめて改善する多機能充電器

Anker「Nano Power Strip」
実売価格:10,000円前後

 Anker「Nano Power Strip」は、上部の充電器ユニットと下部の電源コンセントユニットに分かれた構造になっており、上下のユニットで机の天板を挟み込んで固定できる。上部の充電器ユニットには、1ポート接続なら最大で70W出力に対応するType-Cコネクターと、同じく最大で12W出力に対応するType-Aコネクター、そして電源コンセントを2基ずつ装備する。

 下部のユニットには左右側面や下部に合計4基のコンセントを装備しており、これ1台で作業環境の電源や充電を一手に引き受けられる。全体的な質感も高く、まるで高級机の標準装備のような印象を受ける。

上部ユニットの正面にType-CコネクターとType-Aコネクターを2基ずつ装備する
下部ユニットには左右側面に1基ずつ、下部に2基で合計4基のコンセントを装備

充電ポート面を向ける方向を変更できる便利機能を搭載

サンワサプライ「クランプ固定式タップ(簡単脱着・4方向向き変更・卓上使用対応・PD65W) TAP-B115UC-2BK」
実売価格:11,000円前後

 前回詳しいレポートをお届けしたサンワサプライ「クランプ固定式タップ(簡単脱着・4方向向き変更・卓上使用対応・PD65W) TAP-B115UC-2BK」も簡単に紹介しておこう。クランプ式で固定できる固定具と充電器本体の組み合わせで構成されている本機は、充電ポート面を4方向に切り換えられるという点がユニークで実に使いやすい。

 充電用のUSBポートはType-CコネクターとType-Aコネクターを2基ずつ装備しており、合計4台までの機器を同時に充電できる。Type-Cを1ポート利用したときの出力は最大で65Wなので、ノートPCも充電可能だ。また充電ポートのほか、左右側面や天板に合計3基のコンセントを装備する。

ポート面を向ける方向を変える機構を備える

向かい合わせの机でも便利な背面コンセントも装備

サンワサプライ「クランプ固定式タップ(AC4個口+USB-C×3+USB-A×1・PD65W) TAP-B114UC-2W」
実売価格:10,000円前後

 サンワサプライ「クランプ固定式タップ(AC4個口+USB-C×3+USB-A×1・PD65W) TAP-B114UC-2W」は、Type-Cコネクターを3基とType-Aコネクターを1基装備した充電機能と、合計4基のコンセントを装備する多機能電源タップだ。ポートやコンセントの構成は先ほど紹介したAnkerのNano Power Stripと似ているが、本機では2基のコンセントが下部ではなく、三角形の本体背面に向いている。

 もちろん普通に使っても便利だが、2台の机を向かい合わせに設置して作業スペースを作り、本機をその中央に設置すれば、どちらの机に座っているユーザーからもコンセントが使いやすくなる。Type-Cコネクターを1基接続したときの最大出力は65WなのでノートPCも利用でき、コンセント同士の距離が広いので大きめなACアダプターが使いやすい。

充電用のUSBポートは3基のType-Cコネクターと1基のType-Aコネクターの構成
2基のコンセントはUSB充電ポートと反対側に装備されている

クリップで挟んで固定できる電源タップ

エレコム「シャッター雷ガード付クリップタップ3.0m ECT-1430BK」
実売価格:1,600円前後

 大型のクリップのようにも見えるが、エレコム「シャッター雷ガード付クリップタップ3.0m ECT-1430BK」は、合計3基のコンセントを備えたユニークな電源タップだ。クリップ部分で机の天板や本棚などに固定して電源コンセントを拡張できる。クランプ式と比べると固定の強度は弱めだが、「挟むだけ」なので設置は楽々で、固定場所を選ばない。コンセントには雷サージ機能を搭載しており、落雷による機器の故障リスクを抑えている。またコンセントにはシャッターも組み込まれており、ホコリが内部に入り込んで火災が起きる事故を防げる。

USBハブとメモリカードリーダーをモニターや机に「増設」

ORICO「6-Port Clamp-Mounted Hub ORICO-MH5PMM」
実売価格:3,500円前後

 コンパクトなメモリカードリーダー兼USBハブに似たスタイルのORICO「6-Port Clamp-Mounted Hub ORICO-MH5PMM」は、ポートの背面にはクランプを搭載しており、モニターや机の端に固定して利用する。今回ピックアップしたものは、USBポートとカードリーダーを搭載したタイプで、USB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1)対応のUSBポートを2基、SDメモリーカード用とmicroSDカード用のメモリカードリーダーを2スロット、マイク/イヤホン端子を装備する。USBセルフパワー駆動にも対応。

 製品のラインナップとしてはこのほか、USB 10Gbps対応の製品やUSBハブ機能のみのものなどがあり、機能と価格でチョイスできる。本体カラーはブラックとシルバー。

超コンパクトなHDMI搭載PC切り換え器

BENFEI「HDMI KVM 切替器」
実売価格:4,000円前後

 BENFEI「HDMI KVM 切替器」は、2台までのPCを接続できるいわゆる“PC切り換え器”だ。非常にコンパクトで置き場所を選ばない上、クランプ式でしっかりと固定できるため、机に備え付けのPC切り換え器のような感覚で利用できるのがおもしろい。製品名にあるようにKVMスイッチ対応の製品で、本体に合計4基のUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1)対応USBポートを装備し、キーボードやマウスなど接続したUSB対応周辺機器を2台のPCで共有できる。モニターの入力/出力端子はHDMI。PCとの接続で利用する両端がType-A端子のUSBケーブルが付属する。

今使っている電源タップをクランプ式に変更できる

サンワサプライ「電源タップデスククランプ式回転型固定ホルダー TAP-CLAMP1」
実売価格:3,000円前後

 サンワサプライ「電源タップデスククランプ式回転型固定ホルダー TAP-CLAMP1」は、今回紹介したほかのアイテムと違って充電機能やUSBハブ機能はないが、電源タップなどの“細長いデバイス”をクランプでしっかり固定できる、という後付けタイプの固定具だ。上部のホルダー部分には幅40~60mmまでの電源タップなどが挟み込めるほか、上下に貼られているクッションゴムによってがっちりと安定する仕組みも備える。このホルダー部分は360度回転する構造になっており、自分の好きな向きで設置できる。白と黒の2色展開。