【 2010年1月16日号 】 | |
Radeon HD 5670が発売、最安1万円割れ 電源コネクタレス+1スロットモデルも |
- ※(1/15)1スロットモデルも発売
※(1/14 22:03更新)基板写真などを追加。
AMD製ミドルレンジGPUの廉価モデル「Radeon HD 5600」シリーズが初登場、Radeon HD 5670を搭載したビデオカード7製品がSapphireやPowerColor、玄人志向、XFXから発売された。搭載メモリは512MBまたは1GBで、実売価格は9,980〜15,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Sapphire 1GBモデル
Sapphire 1GBモデル
XFX製品(1スロット仕様)
XFX製品(1スロット仕様)
Sapphire 512MBモデル
Sapphire 512MBモデル
玄人志向 512MBモデル
玄人志向 512MBモデルまた、Radeon HD 5000系初の1スロットモデルもXFXから発売されている。
●約1万円の5000系
電源コネクタレスだが、SP数は半分にRadeon HD 5670は、先に登場しているRadeon HD 5700シリーズの下位にあたるGPU。40nmプロセスで製造され、DirectX 11やGDDR5メモリ(最大1GB、128bit幅)に対応する点はRadeon HD 5700シリーズと同じだが、SP数はRadeon HD 5770の半分にあたる400に減少、ROPも同16→8に減っている。クロックはコア775MHz、メモリ1,000MHzで、Radeon HD 5770より低い。
その一方で価格は抑えられており、Radeon HD 5770搭載製品が15,000〜19,000円前後であるのに対し、今回登場したRadeon HD 5670搭載製品は最安モデルで1万円を割っている。
また、確認した限り、今回発売されたカードはいずれも電源コネクタレス。前述のように1スロットモデルも発売されており、シンプルな5000系ビデオカードとして注目できそうだ。
なお、発売された各製品は、微妙に基板デザインが異なっており、大別するとCrossFireコネクタがあるタイプ(Sapphire 1GBモデル/玄人志向)とないタイプがある。
「ミドルレンジ下位」というやや印象の薄いポジションのこのGPUだが、約1万円という価格や、電源コネクタレスという仕様など、コストパフォーマンスや省電力性では注目モデルと言えそうだ。
※記事掲載当初、ROP数を16と掲載しておりましたが、8が正しい仕様となります。お詫びして訂正させていただきます(1/15)。
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