【 2010年1月23日号 】 | |
NVIDIAがイベント実施、3D VisionとFermiをアピール 「他社には負けません」、国内初の3D Blu-rayデモも |
NVIDIAの立体視技術「3D Vision」などをアピールするNVIDIAのイベント「NSIST ON NVIDIA〜やっぱりNVIDIA〜」が23日(土)に開催された。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])。イベントでは、今後発売される、Fermiアーキテクチャの新GPU「GF100」の解説が行われたほか、「日本初公開」という3D Blu-rayもデモ。立体視関連のデモ/アピールも多数行われている。
□イベント情報
http://www.nsist.jp/3D Vision編:
3D Blu-rayを国内初再生
マルチディスプレイでも立体視 
●「3D Blu-ray」を国内初再生
GeForce GT 240の新機能
液晶シャッター方式のメリットをアピール
赤青メガネ方式でも3D Blu-rayを再生
福田氏
GeForce GT 240+最新液晶ディスプレイで一方、イベントのメインテーマは、先に行われた「CES 2010」でも話題の中心になった立体視関連。中でも大きなトピックといえるのが「日本初公開」(NVIDIA)という3D Blu-rayの再生だ。
これは、開発中のコーレル製再生ソフトや未発売のディズニー製3D Blu-rayビデオ、未発売のAcer製液晶ディスプレイ、そしてGeForce GT 240ビデオカードを組み合わせたもの。
セッションでは、これらの組み合わせによる「フルHDの3D動画」の精細さなどをアピール。さらにNVIDIAでは「HD動画アクセラレーションが2系統行える、GeForce GT 240だからできたこと」(同社福田氏)とも説明している。
なお、利用された液晶ディスプレイ「Acer GD245HQ」は、120Hz表示が必須とされる「3D Vision」用では初のフルHD対応モデル。ただし、国内での発売予定に関しては「未定」とのこと。
また、「現在ソフトの検証段階」(コーレル)という3D Blu-rayだが、再生ソフトの登場は今年第3〜4半期ごろの予定。ただし、ハードウェアとの合わせ込みが重要な製品のため、単品販売については今のところ計画がないという。
●マルチディスプレイでも立体視
また、もうひとつのトピックとしてアピールされたのがマルチディスプレイで立体視ができる新技術「3D Vision Surroud」。ウリはもちろん迫力感で、会場では3ディスプレイ構成のゲーム試遊台が設置、人気コーナーになっていた。ちなみにこの「3D Vision Surroud」、「多画面」という点で他社の動向も気になるようで、これをアピールした同社スティーブン・ザン氏、「なんとかFinityは6つできるぞ〜という人もいるかもしれませんが」と前置きした上で、リフレッシュレートが120Hzと通常の2倍であることを説明、「ハンパないパフォーマンス」と強調している。
このほか会場では、富士フイルムの3Dカメラ「Finepix Real3D」の解説セッションやデモが行われたほか、プロジェクタによる3Dゲームの試遊ブースも設置。さらにじゃんけん大会のプレゼントも3D Vision用グラスとされるなど、まさに「立体視イチオシ」状態になっていた。
□関連記事
【2010年1月22日】Blu-ray 3DをPCで楽しむための要件(PC Watch/笠原一輝のユビキタス情報局)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20100122_343853.html←前ページ|次ページ→:そのほか編:LoiLoのデモなど
□NVIDIA
http://www.nvidia.co.jp/NVIDIA