【 2010年1月23日号 】 | |
NVIDIAがイベント実施、3D VisionとFermiをアピール 「他社には負けません」、国内初の3D Blu-rayデモも |
NVIDIAの立体視技術「3D Vision」などをアピールするNVIDIAのイベント「NSIST ON NVIDIA〜やっぱりNVIDIA〜」が23日(土)に開催された。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])。イベントでは、今後発売される、Fermiアーキテクチャの新GPU「GF100」の解説が行われたほか、「日本初公開」という3D Blu-rayもデモ。立体視関連のデモ/アピールも多数行われている。
□イベント情報
http://www.nsist.jp/Fermi編:
新GPU「GF100」は既に量産中
「他社には負けません」 
●新GPU「GF100」は既に量産中
スティーブン・ザン氏
スティーブン氏のプロフィール
「他社には負けません」「自作PC」という点で最も注目できたのが、NVIDIAが新アーキテクチャ「Fermi」をベースとして発表した新GPU「GF100」関連だ。
残念ながら実機展示はなかったが、NVIDIAの解説セッションでは、NVIDIAのテクニカル・マーケティング・エンジニア、スティーブン・ザン氏が登壇。「GPUコンピューティングが注目されがちなGF100ですが、GF100の魂はゲーミングです!」とアピール。ゲーム向けの仕様などを解説した。
主なポイントは、テッセレーションを生かすためにジオメトリエンジンを強化、結果として表現力が強化された点や、アンチエリアシングの強化(32X CSAAモードの新設)などによる画質向上、GPUコンピューティングの活用(物理演算やAI、レイトレーシング)、そして「めっちゃくちゃ速い」という高速化。速度については、高画質状態ならばGTX285の2倍にも及ぶという。
なお、スティーブン氏、テッセレーションに関して「DX11のメジャーフィーチャーなので、テッセレーションエンジンを4つ入れた」と強調。さらに続けて「他社みたいに前世代をちょっと改良してテッセレーションエンジンを1つ加えたものには絶対に負けません」と発言、強い自信があることをうかがわせた。
●発売は2〜4月、既に量産中ちなみに、このGF100は「既に量産に入っているので、お楽しみに」(同氏)とのこと。NVIDIAでは「2月〜4月に発売できる予定」とも説明しており、評価用サンプルならば既に国内にあるという。
ハイエンドGPUは、このところRadeon HD 5000系が押し気味だが、GF100の登場でこれがどうなるか、注目ポイントと言えるだろう。
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【2010年1月18日】NVIDIA、FermiベースのGeForce「GF100」のアーキテクチャを公開(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100118_343002.html次ページ→:3D Vision編:3D Blu-rayを国内初再生 マルチディスプレイでも立体視
□NVIDIA
http://www.nvidia.co.jp/NVIDIA