【 2010年2月27日号 】 | |
Android搭載/トリプルブート対応の小型端末が発売 UbuntuやWindows CEも起動 |
MID(Mobile Internet Device)としては珍しいトリプルブートに対応した中国SmartDevicesブランド(智器)の「SmartQ V5」が東映無線ラジオデパート店(ブロックC2-[c2])で販売中だ。HDMI出力が可能な点も特徴。実売価格は23,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
SmartQ V5
トリプルブート対応
OS選択画面
Android起動画面
Ubuntu Linux起動画面
Windows CE 6.0起動画面
HDMI出力デモ
製品パッケージ
SmartQ V5 上部
SmartQ V5 側面SmartQ V5は、4.3インチのタッチスクリーン液晶ディスプレイ(800×480ドット)やARM11 600MHzなどを搭載した手のひらサイズのMID。Android、Ubuntu Linux、Windows CE 6.0の3つのOSがプリインストールされており、標準でトリプルブートに対応しているのが大きな特徴だ。電源投入時にブートローダのGUIが表示され、起動するOSを選択できる。
このほか、Mini HDMI端子を備え、HDMI出力に対応しているのも特徴。ただし、「Androidではデスクトップ画面などが出力できるが、UbuntuではメディアプレイヤーのVLC media playeの画面のみが出力できる」「Windows CEでは出力不可能」(同店)ということなので、注意が必要だ。
また、同店が販売しているのは中国語パッケージ品で、搭載している無線機能(IEEE 802.11b/g準拠無線LAN、Bluetooth 2.0+EDR)ついて同店は動作保証外としている。インストールされているOSの言語はAndroidが多言語(日本語表示対応)、Ubuntuが英語/中国語(同対応)、Windows CEが中国語。
本体はサイズ(約)が119×78×14mm、重量が約160g。ストレージとして2GBのNANDフラッシュメモリを内蔵(ユーザー領域は128MB)しており、このほかSD/SDHCカード(最大32GBまで)を増設できる。電源は内蔵のリチウムポリマーバッテリ(容量2,000mAh)。付属品はスタイラス、USBホストケーブル、充電用USBケーブルなど。
なお、同店によれば、Webサイトの製品情報などに記されているACアダプタは付属しないとのことなので注意が必要。また、充電用USBケーブルについて同店は「PCのUSBポートから充電すると時間がかかる可能性があるので、別途USB−AC電源変換アダプタを用意したほうが良い」としている。
□SmartQ-V5(SmartDevices)
http://en.smartdevices.com.cn/products/V5/SmartDevices SmartQ-V5 [撮影協力:東映無線ラジオデパート店(ブロックC2-[c2])]