【 2010年4月17日号 】 | |
12スレッドで60Wの6コアXeon登場、LGA1366対応 |
12スレッド/6コアでTDPが60Wという低電力タイプのLGA1366版Xeon、「Xeon L5640」が発売された。実売価格は106,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただしデュアルCPU向けの製品のため、販売は2個単位だ。このCPUは、32nmプロセス製造のXeonで、動作クロック2.26GHz、L3キャッシュ12MBというスペック。Hyper-ThreadingやTurboBoost機能も搭載しており、TDP 60Wながらも最大12スレッドが動作。単純計算すると、1スレッドあたり5W、ということになる。
ちなみに、AMDの最新Opteronには12コアでACP(高負荷アプリケーション実行時の消費電力) 65Wのモデル(1.7GHz)や8コア/同65Wのモデル(2GHz)も存在する。これらサーバ用CPUは対応マザーボードが限られるなど導入のハードルも高いが、多スレッド環境で省電力、という観点では興味深い製品といえる。
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100403/etc_amd.htmlIntel Xeon L5640 [撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]