【 2010年4月17日号 】
SpursEngine×4搭載の映像処理カードが近日発売

Mini-ITXマザーに装着

Mini-ITXマザーと比較
 1枚の巨大基板に4基のSpursEngineが搭載された映像処理カード「WinFast HPVC1111」がLeadtekから近日発売される見込みだ。T-ZONE. PC DIY SHOPにサンプル品が入荷しており、同店では5月中旬に発売予定という。予価は99,800円。

 WinFast HPVC1111はSpursEngineを搭載したPCI Express x4対応カードで、既存製品と大きく異なるのがそのSpursEngineを4基も搭載している点。表面積が240×155mmという巨大な基板に「田」の字を書くように4基のヒートシンクが並んだ外観は非常にユニーク。

 同社によれば、WinFast HPVC1111では4基のSpursEngineを同時に動作させることで、「リアルタイム以上に高速」というエンコード/トランスコード処理を実現したほか、SD映像から鮮明かつクリアなフルHD映像への変換が可能としている。

 このほか、基板上にはPLX製のPCI ExpressスイッチFCBGA「PEX 8624」や、6ピンの外部電源端子なども搭載されている。

 なお、前述の通りカードが非常に大きいため搭載できるPCケースは限定されると見られ、同社は「4Uラックマウントケース向け」としている。また、同店によれば、販売時は白箱のパッケージに収められ、付属品はドライバのみという。

 必要環境はAMD製デュアルコアCPU 2.81GHz以上、メモリ2GB以上、Windows Vista/XP、Direct X 9.0。

 T-ZONE. PC DIY SHOPでは18日(日)まで店頭展示を行う予定。


□WinFast HPVC1111 Product Specification(Leadtek Research)
ftp://ftp.leadtek.com/platform_solution/WinFast%20HPVC1111_Spec02222010.pdf
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Leadtek WinFast HPVC1111

[撮影協力/写真提供:T-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。