この製品は、4GBのGDDR5メモリとデュアルGPUのRadeon HD 5970を搭載したハイエンド仕様のビデオカード。4GBメモリを搭載したビデオカードの新製品を店頭で確認したのは、2009年8月に登場したASUS の「MARS/2DI/4GD3」（GeForce GTX 285）以来、約9ヶ月振り。

　クロックは通常モデルより高いコア850MHz、メモリ1,200MHzに設定（通常はコア725MHz、メモリ1,000MHz）。また、リファレンスカードの冷却ファンは1基だが、この製品では3基もの分厚い冷却ファンを備えた大掛かりな冷却システムが採用されている。

　ただし、マザーボードへの装着時は3スロット分のスペースが必要。また、外部電源端子も通常モデルとは異なり、8ピン端子を2基搭載するという構成になっているので要注意だ（通常は8ピンと6ピンが各1基）。

　本体サイズは幅310×高さ118×奥行き61mm（突起部を含む）。映像端子はDVI（2基）とMini DisplayPortを装備している。

　主な付属品は、Mini DisplayPort−DisplayPort変換ケーブル、DVI−HDMI変換アダプタ、DVI−VGA変換アダプタ、ゲームソフト「ColinMcRae: DiRT 2」「Call of Duty: Modern Warfare 2」。

　なお、コアクロックが今回の製品より高い900MHzに設定された上位モデル「TOXIC HD5970 4GB（11165-01-50R）」もラインナップされている。ショップの入荷予定などは未確認。

　InnoVISION製品同様、オーバークロック仕様の製品だが、動作クロックはGPUコア752MHz/メモリ3,800MHzとInnoVISION製品よりやや高い。搭載メモリ容量は1536MBで、出力コネクタはDVI-I×2とMini HDMI1×を備える。

　占有スロットは1スロット。

　この製品は、ハイエンドゲーマー向けのRadeon HD 5870ビデオカード。コアクロックを850MHz→894MHzに向上させたオーバークロック仕様で、独自のOCソフト「iTracker 2」が付属することや、「標準品よりも13％冷える」という独自デザインのファンを備えること、カード上面に負荷状況を示すLEDを備えること、GPU/ メモリ電圧などを直接で測定できる測定用端子を備えることなどが特徴。

　特徴のひとつである「セーフモード」ボタンは、この「iTracker 2」向けとして用意されたもの。これは「オーバークロック設定が保存され、しかもその後にクラッシュした場合」に備えたもので、電源オフ後、緑に光るまで押してからPCを起動させるとデフォルト状態で起動できるという。

　このほかの仕様は、搭載メモリがGDDR5 2GB（1200MHz）、出力コネクタがHDMI+DisplayPort+DVIなど。

　LowProfileブラケットが付属している。

　メモリ容量は1GBで、搭載クーラーは隣接スロットを占有するオリジナルのもの。

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　隣接スロット占有タイプのヒートシンクを搭載している。