パーツなどをむき出しの状態で装着するいわゆる露出タイプのPCケース。俗に“まな板”とも呼ばれるこのジャンルの製品だが、この製品は本体カラーをブラックで統一、前面に透明アクリルパネル（オプション）を備えるなどして高級感を演出、立てて使う形状も相まって、どことなくオーディオラックのような外観となっている。

　本体は一般的なタワーケースの側面パネルを外したような構造で、マザーボードはタワーケースと同様に垂直にして設置する。また、ドライブ機器は、標準状態では5インチドライブ2基とHDD 3基が装着可能で、オプションの「3.5HDD×2ホルダー」「汎用SSDホルダー」などを用いることでドライブベイを増設できる。本体サイズは高さ 520×幅445×奥行き270mm。

　このほか、前述の前面アクリルパネルのほか、上面アクリルパネル、前面メッシュパネル、上面メッシュパネル、USBポートなどを増設できる「5.25USBホルダー」などのオプションが多数用意されており、これらを用いて様々なカスタマイズが行なえるのも特徴と言える。なお、今回発売されたのはケース本体のみで各種オプションの販売は未確認。ソフマップ 秋葉原 リユース総合館では、「オプションの入荷時期は未定」「フロントアクリルパネルを供えた上位モデル“JM2-AP520a”の入荷時期は未定」としている。

　発売されたのはATXケースの「AS Enclosure 50D」(限定60台)とキューブ型Mini-ITXの「acubic C10」(限定80台)。ATXケースの「smart 430T」(限定100台)/「AS Enclosure 900」(限定40台)は先週に発売されている

　この3色は、アビーによると「日本代表チームを彷彿とさせる爽やかさと上品さ」が青、「世界に挑む日の丸の熱い闘志をイメージ」したのが赤、「勝利の美酒に酔いしれるムーディな雰囲気」がシャンパンゴールドだそう。直接「サッカー」とは表現していないものの、ワールドカップを意識したカラーリングと思われる。

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【6月12日】アビー smart 430Tほか(今週見つけた新製品)
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　USB 3.0ポートを利用する際は、付属のケーブルをマザーボードなどのUSB 3.0ポート(メス)に接続する必要がある。

　搭載ベイ数は5インチ×3、3.5インチシャドウ×6で、搭載ファンは前面に12cm×2基、背面に12cm×1基を備える。

　なお、レッドカラーのサイドパネルのみ、蜘蛛の形をしたアクリル窓が用意されている。

　電源は別売り。

　国内発売元はサイズで、サイズ製500W電源を搭載している。