【 2010年7月24日号 】 | |
レノボがイベント、「PC2台用」なユニーク液晶なども展示 元「兄貴」も登場 |
レノボが自社製品をアピールするイベント「レノボ祭り in 秋葉原」が24日(土)に開催された。会場はUDX 2FのAKIBA SQUARE。
イベントでは、ThinkPadやIdeaPad、ThinkCentreなど、同社の現行製品が多数デモされたほか、2台のPCを1画面で同時表示できるユニークな液晶ディスプレイやIntelの無線ディスプレイ技術「Intel Wireless Display」のデモ、ThinkPad耐久試験用の機材など、珍しい展示も行われた。
また、「兄貴」の愛称で親しまれた元AMDの土居憲太郎氏もレノボのThinkPad担当者として登壇、ThinkPad分解術やじゃんけん大会などのセッションを行っている。
PC2台を同時表示できる液晶展示
Intel Wireless Displayもデモ
●PC2台を同時表示できる液晶展示
4:3でも利用可能
ユニークな製品、という観点で興味深かったのがDisplayPortとVGAを同時入力、同時表示もできる液晶ディスプレイ「ThikVision L2321x」。一見、普通の23インチ液晶に見えるこの製品だが、2つのPC入力を同時に表示できるというユニークな機能を装備。 左右等分割やPinP状態で表示できるほか、1画面をアスペクト比4:3で表示、余った部分にもう1画面、という「4:3」を意識した表示分割も行える。
Lenovo曰く「PC2台でモニタを共有できるので、複数人での共同作業に便利」「ワイド画面への移行を迷っている人に最適」とのこと。発売は「来週」で、価格は「それほど高価ではない」(説明員)とか。
ディスプレイの実解像度はフルHDで、分割時は「1,280×1,080+640×1,080」(2:1)や「960×1,080+960×1,080」(1:1)などが表示可能。
ちなみに会場デモは、デュアルディスプレイ状態のPC1台からDisplayPort/VGAの両ケーブルでL2321xを接続した、というもの。あまり意味が無いような構成にも思えるが、片画面がアスペクト比4:3になる「2:1」モード時の挙動が面白い。
具体的には、「4:3側で通常表示されているウィンドウを“あまり”側に持っていくと、縦長に狭められて表示される」という動作。イメージ的には、4:3側が作業領域、「あまり」側が倉庫といった風で、用途によっては便利に使えそうだ。
[動画] デュアルディスプレイでThikVision L2321xを使う / 25秒
※Youtubeで動画を視聴したい方はこちら
●Intel Wireless Displayがデモ
また、会場では無線LANを利用して外部ディスプレイを接続するIntelの技術「Intel Wireless Display」がデモ。利用されていたのはIntel Wireless Displayに対応する同社製ノートPCと国内未発売のNETGEAR製ディスプレイアダプタ「Push2TV」。「Push2TV」に関しては「今年中には国内でも発売されると聞いている」(レノボ)とのこと。
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20100115_342515.html次ページ→:元「兄貴」も登場 / ThinkPad担当としてステージ復帰?
□レノボ祭り in 秋葉原
http://shopap.lenovo.com/SEUILibrary/controller/e/jpweb/LenovoPortal/ja_JP/special-offers.workflow:ShowPromo?LandingPage=/All/Japan/PUBLIC/Portals/Lenovo_Maturi□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091226/etc_amd.htmlLenovo