【 2010年7月24日号 】 | |
「音質が良くなる」ファンケーブルやUSBカードが登場 |
PCに装着することで高音質化が図れるというSOtMブランド(zionote)のコネクタ用フィルタ(2種類)やUSBインターフェイスカードが発売された。実売価格は、Serial ATAコネクタ用フィルタ「SATA noise filter」が6,300円、冷却ファン(4ピン電源コネクタ)用フィルタ「FAN noise filter」が2,520円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、USBインターフェイスカード「tX-USB」が24,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ただし、販売を行なったオリオスペックでは、3製品とも「非常に好評だった」(同店)ため売り切れで、次回の入荷予定時期は8月中旬としている。
●ファンやHDDからのノイズを低減
まず、SATA noise filterとFAN noise filterは、冷却ファンやドライブ機器からのノイズを低減するというフィルタ。前者はマザーボードと光学ドライブ/HDD/SSDなどとの間(Serial ATAコネクタ)に、後者はマザーボードとファンとの間(4ピン電源コネクタ)に、それぞれ接続して使用する。
同社いわく、これらのフィルタはRFノイズとリップルノイズを低減することで、サウンドデバイスなどへのノイズの影響を最小限に抑え、音質の維持に効果的だという。
●「USBサウンドアダプタ」向けUSBカードも
また、もう一方のtX-USBは、「USBサウンドアダプタの音質を向上させる」(ショップ)というPCI接続のUSB 2.0インターフェイスカード。同社はカードの製作にあたり「USB信号と電源の両方の質を向上させた」といい、電源もPCIスロットからではなく、電源ユニットから直接供給をうける設計になっているとされる。
カードには電源供給用の4ピンポートが搭載。また、ブラケット部のUSBポートの横には、ポートの電源をON/OFFできるトグルスイッチが用意されている。ブラケットは標準タイプとLowProfileの両者が付属する。
なお、同社の開発エンジニアによれば「これら3製品を組み合わせることで相乗的な効果が期待できる」とのこと。3製品をあわせて買うと約3万4千円にもなるが、PCオーディオマニアにとっては気になるアイテムとなりそうだ。
□tX-USB/FAN noise filter/SATA noise filter(zionote)
http://zionote.com/sotm/tx-usb.html
http://zionote.com/sotm/nf-fan.html
http://zionote.com/sotm/nf-sata.html□関連記事
【2010年7月3日】「オーディオ向け」のLANケーブルが発売に、1クラス上のサウンド?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100703/etc_bakfoo.htmlSOtM tX-USB [撮影協力:オリオスペック]