ニュース

WD Blue 8TBは3万円超えのショップも、HDDの値上がり継続でBarraCuda 8TBが2万円未満で買えるのも今回が最後?

HDDの定番モデルが大幅な値上がりに(24日撮影)

 相場調査でもお伝えしていますが、定番モデルを中心にHDDの大幅な値上がりが続いています。

 24日時点の価格で8TB HDDの人気モデルを見てみると、Western Digital「WD Blue」のWD80EAAZ(8TB/CMR)は最安値こそ23,800円(ツクモ各店)ですが、半数ほどのショップがすでに3万円超え。Amazonでも33,790円となっており、通販でも高騰しています。

 SMR方式で割安なSeagate「BarraCuda」の8TBモデルST8000DM004も値上がりが続いており、最安値は20,950円(ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館)ですが、24,000円前後で販売するショップが主流となりつつあります。Amazonでも23,980円となっており実店舗/通販ともに値上がり傾向。

Western Digital「WD Blue」のWD80EAAZ(8TB)の最安値(24日撮影)
Seagate「BarraCuda」のST8000DM004(8TB)の最安値(24日撮影)
売れ筋だったHDDの人気モデルほど値上がりが顕著に

 なお、Seagate「BarraCuda」ST8000DM004(8TB)は25日(土)~26日(日)限定で19,980円での特価販売(パソコン工房 秋葉原パーツ館)が行われています。以前よりは高値ですが、現在の状況からするとかなりお買い得と言えそうです。

25~26日限定特価品のSeagate「BarraCuda」ST8000DM004(8TB)、今週2万円未満の8TB HDDの販売が確認できたのは1店舗のみ(24日撮影)

 値上がり傾向だったとはいえ、先週末であれば8TB HDDは2万円割れで販売されている例が散見されていたので、この1週間で急激に値上がりしたことがわかります。安価な時期に入荷した在庫が無くなったショップから値上がりしている状況だと思われるので、近々HDDが必要な人はさらに値上がりする前に確保した方が良いかもしれません。

先週末の時点ではWestern Digital「WD Blue」WD80EAAZ(8TB)は2万円未満での販売例も(※17日撮影)
Seagate「BarraCuda」ST8000DM004(8TB)も先週末であれば2万円未満で購入可能でした(※17日撮影)

 人気の通常モデルは大幅な値上がりが目立つ状況ですが、NAS向けやサーバー向けなどのモデルはまだ小幅な値上がりで済んでいたり、価格が据え置きとなっていたりする例もあります。

 8TBであればWestern Digital「WD Red Plus」やSeagate「IronWolf」といったNAS向けの8TB HDDが3万円前後で販売されており、東芝のNAS向け「N300」S300A06-HDWT860UZSVA(8TB)が26,980円(ドスパラ秋葉原本店)、東芝のサーバー向け「MG10-D」MG10ADA800E(8TB)が26,980円(複数店)といった例もありました。上位グレードのHDDとの値差が小さい状況なので、こうしたモデルも選択肢に入れてみてください。

東芝の上位モデルは割安な価格となっている例も、NAS向け「N300」S300A06-HDWT860UZSVA(8TB)は26,980円(24日撮影)
NAS向けやサーバー向けモデルとコンシューマ向けモデルとの価格差が小さい場合もあるので、上位モデルの価格もチェックした方が良い状況です

[取材協力:]パソコン工房 秋葉原パーツ館ツクモパソコン本店IIソフマップAKIBA パソコン・デジタル館パソコンショップ アークドスパラ秋葉原本店