最大36キーのゲームパッドやキーボード、マウスを自作できるユニークな電子工作キット。メーカーはビット・トレード・ワン。 純然たる「ゲームパッドの自作」はもちろん、昔のゲーム機のコントローラを改修、「PC用」として使用もできる、変わったコンセプトの製品。 半田付けなどが必要な電子工作キットで、キットを完成させると、12本のボタン用信号線が利用でき、これにボタン/スイッチ類を取り付けることでPCへの入力が可能になる。 ボタンごとの入力内容はWebで公開されている専用ソフト(Windows XP/Vista/7対応)で設定、キットの内蔵メモリに保存される。設定できるのはゲームパッドのボタン入力や、キー入力、マウスのボタン、マウスカーソルの移動量などで、これらを駆使することで「ゲームパッドやキーボード、マウスが実現可能」ということになる。 また、ユニークなのは12本の信号線を6本+6本に分割し、6×6のマトリクス状に配線した各接点に1個ずつ、合計36個のスイッチを使うこともできる点。 こうしたマトリクス配線はキーボードで採用されているもので、たとえばテンキーの基板をそのまま流用、この製品で制御することで「自由に定義できるショートカットキー・キーボード」が作成できる。 なお、キットに付属するのは専用ICや基板、コンデンサといったベースとなる部品一式。この部分は、付属マニュアルにしたがって半田付けなどをすることで完成するが、入力に必要なボタンやスイッチなどは付属しない。 メーカーでは、「昔のゲーム機のコントローラをUSBジョイパッドとして再利用」「テンキーをショートカットキーボード化」「マイコンからの出力をUSB入力に変換」などの利用法を挙げている。 なお、メーカーでは組み立て済みキットも用意している。こちらの希望価格は3,480円。 □関連記事 【9月11日】マウスやジョイパッドになるUSBコントローラ自作キットが発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100911/etc_tradeone.html
|