【 2010年12月18日号 】 | |
電子書籍を自炊できるレンタルスペースが開設 |
電子書籍を“自炊”するためのユニークなレンタルスペースがaPad専門店(千代田区 神田和泉町1-7-13 SUZUKIビル 4階)に開設された。断裁機やスキャナなどが設置されており、持ち込んだ本を自身で電子書籍化できる。
利用料金は10分100円で、本のほか、デジタル化したデータを持ち帰るためのUSBメモリやSDカードなどを持参する必要がある。
手持ちの書籍や雑誌などをタブレット端末やPCなどで読むために、スキャナなどを使ってデジタル化する作業は俗に“自炊”とも呼ばれる。同店に今回開設されたのはこの“自炊”を行なうための作業スペースだ。スペースに設置されているのはプラスの断裁機「PK-513L」と富士通のスキャナ「ScanSnap S1500」、そしてスキャナからデータを読み込んだりするためのノートPC。作業の大まかな流れは、まず断裁機で本を紙1枚ずつに分断し、次にページ毎にスキャナで読み取りPDF化、最後にそのデータをUSBメモリなどに取り込む、というものだ。
このスペースの最大のメリットは、断裁機とスキャナを自前で用意する必要がないという点。特に断裁機は、文具のカッターなどと比べて本をキレイに切ることができるものの、本体が大きいこともあり(PK-513Lの本体サイズは幅402×高さ170×奥行き400mm)「本を切るためだけに断裁機を買うのはちょっと……」と導入を躊躇する人も少なくないだろう。
ちなみに、PK-513Lの実売価格は3万円前後、ScanSnap S1500の実売価格は4万円前後。これらを用意するだけでも約7万円が必要となる。
また、同店によれば「スタッフが手すきの時なら、操作方法などをレクチャーすることもできる」とのこと。“自炊”が初めてという人も利用してみてはどうだろう。
□レンタルスペースの概要
http://apadjp.com/apad%E3%80%80%E3%81%8A%E5%BA%97%E6%83%85%E5%A0%B1/
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□PK-513L(プラス)
http://bungu.plus.co.jp/sta/product/cut/papercutter/
□ScanSnap S1500(富士通)
http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s1500/富士通 ScanSnap S1500 [撮影協力:aPad専門店(千代田区 神田和泉町1-7-13 SUZUKIビル 4階)]