microATXケースとしては稀な「煙突構造」を採用、「パーツを選べばファンレスPCも実現できる」(メーカー)というSilverStone製ケース。まるでシュレッダーや空気清浄機のような縦長のデザインや、microATXケースとしては凝ったギミックも特徴。 この製品は、同じく煙突構造を採用した同社のATXケース「FT02」などの流れをくむもの。FT02は大型のATXケースだったが、この製品ではmicroATXサイズに縮小。「煙突構造」の由来である底面→天面というエアフローを維持しつつ、ケースも小型化されている。同社いわく、エアフローの最適化や静音性に特に注力したという。 ファンの配置も独特で、搭載ファンは斜めに配置。狭い筐体内ながら12cmファンを搭載している。なお、この状態でも大型ビデオカード(Radeon HD 5970など)のための空間は確保されているが、ファンを8cm×2個に換装することで、長尺ビデオカードを複数枚さすこともできるという。なお、底面フィルタは磁石による固定。サイドパネルはネジレスで着脱できる構造。 こうしたこだわりの結果、内部はなかなかアクロバティック。マザーボードはI/Oパネルが背面に来る配置で、ケース天面にはメッシュ状のカバーを装備。この部分にはUSB 3.0を含むコネクタ類もついている。 ドライブベイはマザーボードの裏面部分に3.5インチ×3と2.5インチ×1が用意、うち3.5インチ×1個は天面から抜き差しできるリムーバブル構造。 なお、光学ドライブについてはケース中腹に薄型スロットインドライブ用のベイを備える。なお、この部分は「意図的にイジェクトボタン無しのデザインになっている」(同社)ため、イジェクト時はOSから操作をする必要がある。 電源は別売で、通常のATXサイズが利用可能。 カラーについては発売を確認したブラックのほかにシルバーも用意。シルバーモデルについては「近日入荷予定」(ソフマップ/ドスパラ秋葉原本店)、「来年入荷予定」(ツクモ)とされている。 なお、デザインについては「正面に目をつけたら顔になりそう」(ショップ)という声もあった。 □関連記事 【10月9日】SilverStoneがイベント、microATXの煙突ケースなどを国内初公開 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101009/etc_sstoneev0.html 【2009年12月5日】アルミ製の煙突構造ケースが発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091205/etc_sstone.html
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