どことなくSF風に見える、Thermaltakeのモジュール型PCケース「Level 10」の廉価モデル。電源は非搭載。 2009年に登場した大型PCケース「Level 10」の普及版で、本体が一回り小型化、新デザインになったほか、約3万円強という低価格化を実現。約9万円と高値だったLevel 10よりもかなり手頃になっている。 小型化、低価格化したとは言え、SFのモジュール式宇宙船を彷彿させる独自のデザインは踏襲。ただし、簡略化された部分もあり、例えばLevel 10はマザーボード収納部やドライブ収納部など各部のカバーを個別に開閉できる構造だったが、Level 10 GTでは開閉カバーが1ヶ所のみとなっている。 一方で、本体上面の前方にUSB 3.0ポートやファンコントローラを装備したり、背面に水冷チューブ用の穴を用意したりするなど機能の充実も図られている。LED内蔵ファンにより上面や側面などの発光色を様々に変えられるのもユニークな機能。 ケースファンは前面、上面、側面カバーに200mmサイズを1基、背面に140mmサイズを1基、それぞれ搭載。側面カバーの内側には風向きを手で調整できるルーバーを備えており、一部のパーツを集中的に冷却するといったことも可能だ。これらのほか、底面には別途用意した120mmファンを1基装着できる。 本体サイズは高さ584×幅282×奥行き590mm。ドライブベイ数は5インチ×4、3.5インチ×1、3.5インチ/2.5インチシャドウ×5。シャドウベイは「EasySwap HDDベイ」と呼ばれるリムーバブルタイプで、側面カバーを開けずにドライブの着脱が行なえる。 □関連記事 【2009年10月31日】個別空調/BMWデザインのド迫力ATXケース「Level 10」が発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091031/etc_ttake.html
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