従来比2倍速の高速化を実現したというLSIの6Gbps SATA/SAS対応RAIDカード。カード本体のみの「LSI00277」とケーブルが同梱された「LSI00278」の2製品が発売されている。 MegaRAID SAS 9265-8i(以下9265-8i)は同社製のデュアルコアROC(RAID On a Chip)である「LSISAS2208」を採用、2基のPowerPCプロセッサコア(800MHz)を搭載したPCI Express x8対応のRAIDカード。2009年9月に登場した「MegaRAID SAS 9260-8i」(以下9260-8i)の上位モデルとなっている。 同社はLSISAS2208を第2世代の6Gbps SATA/SASコントローラと位置付けており、9265-8iでは「既存製品の2倍以上」という高パフォーマンスを実現したという。公称の性能指標値は465,000IOPS超(同社のI/Oアクセラレータソフト「FastPath」使用時)で、同社はRAID 0/5/6/10のいずれにおいても9260-8i(150,000IOPS前後、FastPath使用時)を大幅に上回るとしている。 なお、LSIでは同じコントローラを搭載した上位モデル「MegaRAID SAS 9285-8e」のRAID 0(HDD 24台接続時)でのベンチマーク結果として、3000MB/s以上の値を公開している。 搭載ポート数は内部SAS/SATA×8、miniSAS(SFF-8087)×4。対応RAIDレベルは0、1、5、6、10、50、60。搭載キャッシュは1GBのDDR3 1333メモリ。また、9260-8iと同様にバッテリーバックアップにも対応する(オプションのユニット「LSIiBBU09」が必要)。
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