クアッドコア+GPUという構成ながら、TDPが45Wしかない省電力仕様のLGA1155版CPU。動作クロックは2.4GHzで、キャッシュ容量は8MB。 省電力版のXeon E3は、TDP 20Wでデュアルコア/2.2GHzのE3-1220L(キャッシュ3MB)が先週登場しているが、今回のE3-1260Lは、TDPこそ45Wにあがったものの、コア数は4、クロックは2.4GHz、キャッシュ容量は8MBにそれぞれ強化、さらにGPUも搭載している。 Turbo Boost時の最大クロックは3.3GHz。グラフィックスクロックは通常650MHz、最大1.25GHzで、Quick Sync Video、Clear Video HD Technologyなどもサポートする。なお、ワイヤレス映像伝送技術のWiDiはサポートしていない。 E3-1220Lは、PC DIY SHOP FreeTがP67マザーボードで動作確認をしていたが、今回のE3-1260LではZ68マザーボードでやはり同店が動作をチェック。ASRock Z68 Pro3で動作することが確認できたという。ただし、同店ではXeon向けチップセット以外のマザーボードでの動作保証はしていないので、購入時には注意が必要。 ちなみにデモPC(HDD×1、SSD×2、80PLUS BRONZE電源)全体での消費電力はアイドル時50W、高負荷時100Wほどだった。
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