【 2011年6月4日 】 | |
iPhone一体型キーボードに新スタイル、「逆ノートPC」? 「キーボードユニット」も交換可能 |
逆ノートPC?
通常の向き現在何種類かが発売されている、「iPhoneに一体化できるキーボード」だが、これを効率的に利用する新たなスタイルをSOUTHTOWN 437が提案している。
「逆ノートPC」とも言える変わった持ち方で、さらにキーボード部分も交換可能なのだという。
●キーボードが上、画面が下の「逆ノートPC」
このスタイルは、今週発売されたiPhone 4一体型の外付けキーボード「Bluetooth Mini Keyboard」(実売価格2,999円/詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)を応用したもの。
逆ノートPC?
取り外した状態
取り外した状態この製品はキーボード部分を回転、iPhone 4に重ねられる回転収納式のBluetoothキーボード。キーのサイズが大きく、数字キーもついているといった特徴はあるが、回転させて使う際、重心が液晶側(iPhone 4側)に寄り、やや持ちにくくなるという注意点がある。
これを「独自の工夫で改善できる」と説明しているのがSOUTHTOWN 437。同店が検証したところ、実はこの製品、Bluetoothキーボード本体とiPhone 4マウント部分が個別に分離できることが判明。
キーボードを外し、上下を逆にマウントすることで、「キーボードが上、iPhoneが下」という逆ノートPCスタイルで使うことができ、こうすることで重心の問題を解決できるという。
画面が下にあるのはやや戸惑いがあり、タッチパネルを誤操作してしまう可能性も気になるが、確かに重心は手前に移動、持ちやすさは格段に上がっている。
もちろん、この状態でも回転収納機構は利用可能だ。
なお、キーボードを外す際は、それなりに力を掛ける必要がある。ヒンジなどを壊してしまわないよう、持ち方には十分な注意が必要だ。
●「キーボードユニット」は交換可能?
さらに興味深いのが、「キーボードユニット」を交換できる点。
日本語配列品との組み合わせ例
iPhone 3GS用TK-421は両面テープで接着されている秋葉原で販売されている小型Bluetoothキーボードは「iPhoneサイズ」のものが複数あるが、同店の調査によると、実はこれらはサイズがほぼ同じ。そして、今回の製品のマウント部にそのまま差し込んで固定することができたという。
製品によってはサイズが微妙に違い、装着すると外れやすかったりするものもあるようだが、こうした互換性があるのは興味深い。このサイズの製品で選べるのは、今のところ英語/日本語配列の違いぐらいで、実質的な選択肢はあまりないが、今後の展開次第では面白いことになるかもしれない。
なお、ショップでは、新スタイルでの使用や取り外し作業時の破損、また、他キーボードとの形状互換性などについて、特に保証はしていない。破損の可能性や将来の仕様変更の可能性もあるので、試したい場合は十分注意したほうがいいだろう。
ちなみに、今回の「Bluetooth Mini Keyboard」は、昨年12月に発売された回転収納式キーボード「TK-421」とよく似た製品。編集部で以前購入したiPhone 3G用TK-421を確認したところ、「キーボードとマウンタを取り外せる」という構造は同じで、「逆ノートPCスタイル」での利用も可能だった。ただし、TK-421ではキーボードとマウンタが両面テープでより強固に接着されており、かなり力を入れて引き剥がす必要があった。
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