カード上のボタンでGPU電圧が調節できるなど、豊富なチューニング機能を備えたGeForce GTX 580カード。メーカーはASUS。 オーバークロッカー向けとされたビデオカードで、オーバークロックの際に使える様々なチューニング機能を備えているのが特徴。 カードの端には、GPU電圧を10段階に調節する「+」「-」ボタンや、冷却ファンの回転数を強制的に100%にする「100%」ボタンを装備。さらに、ブラケット部分には、ビデオカードBIOSを出荷時の内容に戻して起動する「Safe Mode」ボタンを備えている。なお、付属ソフトでは、ビデオカードBIOSのクロック情報などを書き換えることができる。 また、GPUやメモリの電圧をテスターなどで計測できる接点「ProbeIt」や、通常より性能を高めたという電源回路「Super Alloy Power」も搭載。Super Alloy Powerでは、オリジナル素材の使用などで低温化を図ったチョークコイルを用いており、長寿命化や対応電圧の拡大、オーバークロック動作の安定化などを実現したとしている。 冷却システムは、ヒートパイプをGPUに接触させることで熱移動を大幅に効率化したという「DirectCU II」を採用。放熱フィンが大型化されており、カードサイズは3スロット分と厚いが、1スロットや2スロットサイズのクーラーにより高い冷却性能を実現したという。 このほか、GPUの負荷の高さに応じてカード側面のMATRIXロゴが5色に変化するというユニークなインジケーター「5 Level LED Indicator」も備えている。 搭載メモリはGDDR5 1536MB。クロックはコア816MHz、メモリ4,008MHz。映像端子はDisplayPort、HDMI、DVI(2基)を備える。 ちなみに外箱のサイズはビデオカードにあるまじき巨大さ。同社が発売するゲーマー向けマザーボード「CROSSHAIR V FORMULA」よりもサイズが大きい。 □関連記事 【2010年11月20日】OC版のGeForce GTX 580が発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101120/etc_inno.html
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